ウクライナのゼレンスキー大統領は２２日、同盟国に対し、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻に関与している証拠に背を向けることなく対応するよう求めた。１７日撮影（２０２４年　ロイター/Yves Herman）

［２２日　ロイター］ - ウクライナのゼレンスキー大統領は２２日、同盟国に対し、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻に関与している証拠に背を向けることなく対応するよう求めた。 ゼレンスキー氏は恒例の夜の演説で、ロシア軍とともに戦闘に参加する１万２０００人に上るとみられる２つの北朝鮮軍部隊の計画についての情報をウクライナが持っていると言明。 「われわれはこの困難な挑戦にどう対応するか知っている。パートナー諸国も背を向けないことが重要だ」とし、「われわれはロシアおよびその加担者を阻止しなければならない」と表明した。 北朝鮮のロシア派兵を巡っては、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のルッテ事務総長が２１日、北朝鮮がロシアの委託でウクライナに派兵すれば、紛争が大幅にエスカレートするとの見解を示した。英国のヒーリー国防相も２２日、北朝鮮が数百人の兵士を派遣し始めた可能性が「非常に高い」と述べている。