ヤマルで負傷離脱者は6人に…スペイン指揮官、酷使批判に辟易「代表は月1試合以上プレーしている計算。問題は他にある」
スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、負傷離脱者が続出している状況について語った。14日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 EURO王者として目下行われているUEFAネーションズリーグに臨み、前半戦を2勝1分の首位で折り返したスペイン代表。ただ、好調な成績とは裏腹にチームはケガ人が続出する事態に。今回の招集発表時点で、GKウナイ・シモン、CBロビン・ル・ノルマン、MFロドリ、MFガビ、MFダニ・オルモが外れると、その後に右SBダニエル・カルバハル、FWフェラン・トーレス、FWブライアン・ヒル、FWニコ・ウィリアムズ、FWジェレミ・ピノが離脱。さらに13日、筋肉過負荷によりFWラミン・ヤマルまでもチームを離れることになっていた。 そんなチーム状況で臨むことになった、UEFAネーションズリーグ・リーグAグループ4の第4節セルビア戦。前日会見に出席したデ・ラ・フエンテ監督は「何が起こったのかを話そう。ラミンは問題を抱えていたから、火曜日はプレーできるかと尋ねた。そして、疑問があるときは、疑ってはいけない。我々は、選手にとって何がベストかを考え、休ませることを決めた。他選手と同じようにね」と明かしつつ、「(所属クラブからの)圧力なんてあるわけがないだろう。バルセロナの誰とも話してない。私に対して、調子が良くなく、とても重要な試合に向けた準備ができないと誠実に話してくれた彼のジェスチャーに感謝している」と判断を下したのは自分自身だと強調した。 また同指揮官は、自身に対する批判にも言及。スペイン代表の試合中にMFガビが大ケガを負って以降、選手を酷使しているという声が一部から上がっていることについて、「私が最も残念に思うのは、このようなコメントに踊らされる人々がいることだ。選手は、代表の試合を月1ペースでこなしている」と辟易。続けて「昨シーズンは、幸運にもEUROのファイナリストになれたことで、17試合の国際Aマッチを経験した。それでもって、今シーズンは10試合。2年間で27試合…24カ月ということを踏まえれば、代表チームは月に1試合以上プレーしている計算だ。藪をつつくのはやめよう。問題はおそらく他にある」と根本は試合数の増加であることを示唆している。 6人の負傷離脱者を出した中で迎えるセルビア戦は、日本時間16日の午前3時45分キックオフ予定だ。
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