法大、教員が「持ち歩き禁止」ファイルをコピーし個人情報漏洩 謝罪 学生ら1683名の成績評価など
法政大学は12日、公式サイトを通じ、社会学部専任教員による個人情報の漏洩があったとして謝罪した。 法大によると、今年10月19日、社会学部専任教員が本来持ち歩きが禁止されている個人情報を含むファイルをUSBメモリにコピーし、さらに、多摩情報教育システム上の学生と教員が共有しているファイルサーバーに、誤って保存してしまう事態が発生したという。その結果、計80件、延べ人数1683名分の個人情報を含む文書が、当該ファイルサーバー内で閲覧が可能な状態とになっていた。 同21日に該当ファイルはファイルサーバーから削除され、現在は閲覧できない状態。また、現在までに二次被害の可能性を想定される事象の報告はないという。 上記期間に閲覧が可能となっていた卒業生の個人情報は、同教員が担当した科目を履修した学生の氏名、学生証番号、学部・学科名称、成績評価など。2011年度から21年度まで長期に渡る学生データが含まれていた。 同大は「この度は学生の皆さん、卒業生および関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「本学では今回の事案を厳粛に受け止め、今後、個人情報が含まれるデータ等の管理体制の強化を図り、再発防止に努める所存でございますので、引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけた。