古着を寄付する方法とは?どこに寄付するのが正解?せっかくなら役立てたい人におすすめの寄付先3選
古着の寄付はどこがいい?おすすめ団体・企業3選
せっかく古着を寄付するのであれば、きちんと活用してくれる団体や企業を選びたいもの。 寄付した古着が国内で活用されるのか、海外で活用されるのか、リユースもしくはリサイクルされるのかは団体によって異なるため、自分が共感できる活動を行っているところへ寄付するとよいでしょう。 ここでは古着の寄付を受け付けているおすすめの団体・企業を3つ紹介します。 ■日本救援衣料センター 「日本救援衣料センター」は、寄付された衣料品を世界各地の難民や被災者などに寄贈する活動を行っている認定NPO法人です。 1982年に創立された歴史ある団体で、設立から1年後の1983年にウガンダへ約2トンの衣類を初めて寄贈して以来、継続して活動を行っています。 Tシャツやポロシャツ、ワイシャツ、ブラウス、トレーナーやセーター、ジーンズなどの一般的な衣類をはじめ、新品であれば下着や靴下、パジャマなどの寄付も可能です。 ただし、シミや傷のある衣類は原則として受け入れていません。また、スーツのジャケットやブレザー、スカート、ワンピース、和服、ベビー服なども受け入れ不可となっているため、事前に確認しておきましょう。 なお、認定NPO法人である日本救援医療センターへ寄付する際に発生する海外輸送費は、寄付金控除の対象となります。 ■日本ファイバーリサイクル連帯協議会(JFSA) 「日本ファイバーリサイクル連帯協議会(JFSA)」は、寄付された衣類を選別してパキスタンで販売することで、パキスタンのスラムにある学校「アル・カイールアカデミー」の運営を支援しているNPO法人です。 国内でのリユース販売も行っていて、そこで得た収益はJFSAの活動費にあてられています。 寄付を受け付けているのは、2月~と6月~と10月~の年3回。受付品目は期間ごとに一部変わるため、事前の確認が重要です。 例えば、シャツやカットソー類、トレーナー、パーカー、アウター類、パンツ類、子ども・ベビー服などは新品中古を問わず受け付けていますが、スカートやキュロット、女性用スーツ、制服などは受け付けていません。 また、発送には段ボールを使わず、ビニール袋や紙袋、大きめのバッグなどに入れて中身が出ないように梱包する必要があります。 ■古着でワクチン 「古着でワクチン」は、不要な衣料品を回収してカンボジアなどでリユース品として販売することで、開発途上国の子どもたちにポリオワクチンを届けられるサービスです。 2010年に「日本リユースシステム株式会社」が開始しました。 回収キットを購入して古着を詰めて送るだけで2つの寄付が完了するため、手軽に社会貢献をしたい人に向いています。 「怪しい」と思う人もいるかもしれませんが、「古着でワクチン」はSDGs推進本部主導の「ジャパンSDGsアワード」で「特別賞 SDGsパートナーシップ賞」を受賞している安心できるサービスです。 寄付できるのは、Tシャツやセーター、ジーンズなどの衣類や靴、バッグ、アクセサリー、手袋やマフラーなどの服飾小物、帽子など。名入りのものや上下揃っていないスーツや喪服、作業着、学生服なども送ることができます。 ホームページに記載されている「送れないもの」に該当しなければ、すべて再利用できるため、クローゼットの中のものを丸ごと寄付したい人にもおすすめです。
小西 由希