古着を寄付する方法とは?どこに寄付するのが正解?せっかくなら役立てたい人におすすめの寄付先3選
せっかくなら役立てたい!どこに寄付するのが正解?
「古着を寄付したいけれど、どんな方法があるの?」いらない洋服を捨てずに手放す方法には、主に5種類あります。古着を寄付するだけでなく、社会貢献ができる方法も。どこに寄付すればいいかわからないときは、おすすめ団体と企業の中から選ぶのもおすすめ。 ■古着を寄付して社会貢献!古着deワクチンの使い方
古着を寄付する方法は主に5種類
古着を寄付したいと思っていても、具体的な方法がわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。 着なくなった衣料品を寄付する方法には、主に以下の5種類の方法があります。 ・NPO法人や市民団体を通じて寄付する ・児童養護施設や孤児院に直接寄付する ・自治体の回収ボックスを利用する ・ファストファッションブランドの回収ボックスに持ち込む ・寄付付き商品・サービスを利用する ここでは、古着を寄付する5種類の方法についてそれぞれ詳しく紹介します。 ■NPO法人や市民団体を通じて寄付する 一つ目は、古着で海外や国内への支援を行っているNPO法人や市民団体へ送る方法です。 寄付の方法は団体によって異なる場合もありますが、ほとんどは洋服を寄付したい側が自分で段ボールなどを用意して、送料元払いで郵送します。 団体によっては、衣料品の種類や寄付を受け付けている期間が指定されていたり、事前の連絡が必要だったりする場合もあるため、事前にホームページや電話で確認しておくとスムーズです。 衣類以外に寄付を受け入れている品目も確認しておけば、さらに幅広い支援につながります。 ■児童養護施設や孤児院に直接寄付する 児童養護施設や孤児院に直接古着を持ち込んで寄付することもできます。 厚生労働省が2020年に発表した「児童養護施設入所児童等調査の概要」によると、児童養護施設に入所している子どもの平均年齢は11.5歳、入所時の平均年齢は6.4歳です。 幼児から18歳までの幅広い年齢の子どもたちが入所しているため、小さい子ども服だけでなく中学生、高校生くらいまでが着られる衣類を寄付すれば喜んでもらえます。 ただし、古着の寄付を受け付けていない施設も多い点に注意が必要です。事前に連絡を取るか、ホームページで寄付が可能かどうか、必ず確認しましょう。 ■自治体の回収ボックスを利用する 服の処分というと、自治体の燃えるゴミや資源ゴミとして出すという人も多いですが、自治体によっては自治体内の公共施設に古着専用の回収ボックスを設置して、回収を行っている場合もあります。 例えば、東京都港区では区内18か所の拠点で古着を回収しています。 回収された洋服は再商品化に実績のある事業者を通じて、国内外できちんとリユース・リサイクルされるため、寄付した後にちゃんと役立っているか心配な人にもおすすめです。 回収可能な品目は、、ホームページに記載されています。事前に確認して洗濯をしてから中身が見える袋に入れて回収ボックスへ入れましょう。 ■ファストファッションブランドの回収ボックスに持ち込む 低価格でおしゃれな服が手に入るようになった現代ですが、その一方で買い替えのサイクルが早まり、それに伴って服の廃棄が問題となっています。 このことから、ファストファッションブランドでは、店頭に回収ボックスを設置して古着を回収し、リサイクルやリユースする取り組みが積極的に行われるようになりました。 例えば「ZARA」では、社会的、環境的な取り組みの一環として、古着や靴、アクセサリー(ZARAの商品に限らない)を回収し、提携する非営利団体を支援するプログラムを行っています。 店頭に設置されたコンテナに不要な衣料品を入れると、提携する団体を通じてリユース・リサイクルされます。 買い物のついでに寄付もできるため、忙しくて寄付のために時間を取れない人や手軽に寄付したい人におすすめです。 ■企業が運営する寄付サービスを利用する NPO法人や市民団体だけでなく、企業が運営する寄付サービスを利用するのも古着を寄付する方法の一つです。 服を寄付したい人が宅配用の段ボールや袋などを購入し、自宅で不要な衣類を詰めて発送するだけで寄付が完了します。 サービスによっては、寄付された衣類を国内外のリユース業者が買い取り、その収益金を別の支援に使用しているため、古着の寄付以外にも社会貢献になることがしたい人に向いているといえます。