獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング6位。まさかのゴールなし…。機能しなかった鎌田大地の元同僚
2023/24シーズンの欧州リーグも終わりを迎えた。CL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのジュード・ベリンガムを筆頭に多くの選手が新天地で活躍した一方で、期待外れに終わった選手もいる。今回は、今シーズン新天地を求めた新戦力の中から活躍できなかった選手をランキング形式で紹介する(移籍金は『transfermaekt』を参照)。
6位:イェスパー・リンドストロム(デンマーク代表) 生年月日:2000年2月29日 所属クラブ:ナポリ(イタリア) 移籍金:3000万ユーロ(約42億円) 今季リーグ戦成績:22試合0ゴール0アシスト フランクフルトで現クリスタル・パレス監督のオリヴァー・グラスナーに見出されたイェスパー・リンドストロムは、ツーシャドーの一角で多くの得点に絡んでいた。昨季はブンデスリーガ7得点4アシストとキャリア最高の成績を残し、昨夏に3000万ユーロ(約42億円)の移籍金でイタリア王者ナポリに引き抜かれている。 ところが新天地では公式戦29試合に出場しながら、未だに得点関与なしと苦しい状況が続いている。そもそもシュートが枠に飛ばず、セリエAで放った14本のシュートのうち枠内はたったの2本。9本が枠外と決定力不足が露呈した。 得点に絡めないとなれば他の武器で穴埋めをして欲しいところだが、それもできていない。フランクフルトではかなり戦術で誤魔化しが効いていたのか、ナポリ加入後は運動量不足が露呈しており、サイドやインサイドハーフで起用するには守備意識が低すぎる。そもそも[4-3-3]のシステムに、トップ下を本職とする彼を当てはめること自体が難しいのかもしれない。 今季のナポリはリンドストロムに限らず、キム・ミンジェの後釜として期待されていたナタンや冬加入のシリル・エンゴンゲ、ハメド・ジュニオール・トラオレ、レアンデル・デンドンカーらが軒並み戦力とならなかった。これだけ外れ補強が続けば、セリエAで10位は仕方ないだろう。
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