小芝風花「谷崎警部(北村有起哉)がかわいいんです」――「事件は、その周りで起きている」
普段コント番組を制作している「LIFE!」スタッフが手掛けたコメディードラマ「事件は、その周りで起きている」(NHK総合)のシリーズ2が、9月30日から4夜連続で放送されることが決定。刑事モノですが、事件を一切解決しない斬新なドラマです! 舞台となる、ある地方の小さな警察署・新月署に勤務するのは、人に頼ることが苦手な若手刑事・真野一花(小芝風花)と効率重視のバディ・宇田川和人(笠松将)、謎多き元科捜研のエース・向田舞(倉科カナ)、白バイ隊員に憧れ、真野に片思い中の交通課警察官・徳大寺玲央(蛙亭・中野周平)、そして、真野と宇田川の上司・谷崎誠(北村有起哉)。彼らの周辺で毎回さまざまな“小事件”がぼっ発します。 TVガイドWebでは小芝さんのインタビューをお届けしてきましたが、今回はついに最終回! 各話の見どころや、小芝さんが真野に共感できるところなどをたくさん伺いました。
――第3話はガサ入れで評価を気にする谷崎のエピソードですが、撮影はいかがでしたか? 「第3話は、ただただ谷崎警部がかわいいんですよ(笑)。谷崎警部はいつも周りの目を気にしていて、年上の人や強い人には弱くなる。しかも、部下の真野に対しても気を使って、散々振り回されてやつれてしまう。有起哉さんの表現する谷崎警部の出し抜きの加減がすごく絶妙で、その絶妙な感じがふんだんに詰まっている回でした」 ――倉科カナさん演じる向田さんのこだわりの強さにも注目してほしいですね。 「向田さんの前で科捜研のことを“鑑定室”と言ったら怒られるんです(笑)。捜査への探求心やプライドがすごくて、事件が解決していてもなお『何かがあるはず』と疑っていろいろ調べるんです。その調べは無駄に見えて実は無駄ではなく、伏線になっていることが多く、きちんとつながっているのもすごく面白いですよね」 ――倉科さんと久しぶりに共演されていかがでしたか。 「倉科さんとは21歳の時にご一緒させていただいたことがありますが、変わらず明るくて奇麗で面白い方です」