本部港からの土砂搬出を約5か月ぶりに再開 辺野古埋め立て
普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり沖縄防衛局は2日、今年6月に名護市安和で起きた死傷事故を受けて中止していた、本部港からの土砂の運搬作業を再開させた。 【写真を見る】本部港からの土砂搬出を約5か月ぶりに再開 辺野古埋め立て 今年6月の事故では移設関連作業の警備員がダンプカーに巻き込まれ死亡、移設工事に抗議していた女性も重傷を負った。 県は事故原因の究明と安全対策を講じるまで作業を再開しないよう求めていたが、沖縄防衛局は先月、本部港での土砂の運搬を再開することを県に通達していた。2日の作業再開は約5か月ぶりとなる。(名護市安和での作業は8月に再開) 現場で土砂搬出に抗議する人は「山を削って辺野古の海を壊すということに憤慨している」とか「沖縄の人の心を踏みにじるようなとても悲しいやり方だ」などと話した。 沖縄防衛局は先月、うるま市の宮城島からも土砂の搬出作業を始めるなど移設工事を加速させている。
琉球放送