「自分のレベルが高ければ」直接FK弾に自信も…なでしこ藤野あおばがスペイン戦で猛省したのは?【パリ五輪】
「焦れずにできていた部分は多かった」
日本女子代表は現地7月25日、パリ五輪グループステージ第1戦でU-23スペイン女子代表とスタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール(フランス・ナント)で対戦。1-2で敗れ、大会黒星スタートとなった。 【厳選ショット】藤野あおばのFK弾で先制したが...なでしこジャパン、W杯女王スペインに痛恨の逆転負け|パリ五輪GS第1節 なでしこジャパン1-2スペイン女子代表 先制点は藤野あおばの右足からだった。ペナルティエリア手前右で獲得したFKのキッカーを務め、右足で放ったシュートは、壁の頭上を越えてゴール右上隅に。ボールの勢いもあり、GKの手を弾いてゴールに吸い込まれた。 13日に金沢で行なわれた国際親善試合・ガーナ戦(4-0)に続く直接FK弾。藤野は自身の得点シーンをこう振り返る。 「フリーキックで結果を出したのは、自分的にはすごくポジティブ。右サイドからのフリーキックって正直、得意にしてなかったところだった。前日練習の感覚的にもそんなに良くなかったですし、でも、ボールを置いた感覚と壁の位置と、(長谷川)唯さんと話し合って、時間帯が早い中で蹴ってみてもいいんじゃないかっていう話をしてくれたので、蹴りたい意思もありましたし、思い切って蹴ったシュートがうまく決まって良かったと思います」 ただ、その後は押し込まれる展開が続くと、22分に同点弾を許し、そのままタイスコアで耐えていたが、74分に逆転ゴールを献上した。 藤野は「守備の部分は、焦れずにできていた部分は多かったと思いますけど、失点も、自分の間の締めが甘かったところから縦パス通されて失点に結びついてしまった」と悔しさを露わに。続けて反省を口にした。 「守備の時間帯が長いなかで、自分のボールロストが多かったところも反省すべき点。個人的にミスが多かったと思いますし、自分のレベルがもうちょっと高ければ、拮抗した試合はできていたと思っているので、そこは見つめ直さなきゃいけないところではあります」 ただ、下を向いていてはいられない。中2日でブラジルとの第2戦が待っている。 20歳のアタッカーは「反省点を引きずるっていうよりは、早く成果として出せるように頑張りたいと思ってるので、中2日で試合がくるっていうのは、自分的にもポジティブだと思いますし、うまく割り切って、切り替えて、でも短い中でコミュニケーションを密にとりつつやっていきたいと思ってます」と前を向いた。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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