【新日本キック】王者・瀬戸口勝也、メインで“血まみれ”激闘もタイ強豪ガンに悔しい判定負け
新日本キックボクシング協会 格闘技イベント『TITANS NEOS 34』 2024年5月12日(日)東京・後楽園ホール ▼スペシャルメインイベント(第12試合) 日タイ対抗戦 59.0kg契約 3分3R ●瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/日本フェザー級王者) 判定0-3 ※29-30、28-29×2 〇ガン・エスジム(タイ/エスジム/元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級5位) 【フォト】ガンの肘打ちを食らう瀬戸口 瀬戸口は長らく新日本キックのフェザー級トップ戦線で活躍し、20年2月、5度目の挑戦となった日本フェザー級タイトルマッチで3R TKO勝ちし悲願のベルトを巻いた。22年10月にはTKO勝利で初防衛に成功。前戦となった今年3月大会では元NJKFスーパーフェザー級王者・山浦俊一と対戦し、2度のダウンを奪う完勝劇を見せた。 対するガン・エスジムは元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級5位。これまでにNKBライト級1位・棚橋賢二郎、NJKFスーパーフェザー級5位・龍旺、のちにジャパンキック王者となる睦雅といった日本の実力者に勝利し、馬渡亮太には判定負けしたが、ジャパンキックの2022年の年間最高試合賞を獲得する激闘を繰り広げている。 1R、瀬戸口はカーフキックで攻めるも、ガンの左右のフックをもらいそうになる。だが瀬戸口は、ボディブローをヒットさせ、三日月蹴りを入れる。ガンは動きが止まりそうになるも、パンチ連打で反撃する。 2R、瀬戸口はボディブローから顔面へとパンチを入れていく。ガンは動きが止まる場面があるも、カウンターの左ヒジ打ちがヒット。この攻撃で瀬戸口は出血。ここから瀬戸口はパンチ勝負に出るも、ガンの首相撲につかまってしまう。 3R、追い込まれた瀬戸口は、ボディブロー。さらに左右のパンチでKOを狙うも、ガンは組みついてこれを封じる。攻める瀬戸口。守るガンといった攻防に。これが最後まで続き、ガンが判定勝ちを奪った。