「駆け込みふるさと納税」は定期便から選べ! 物価高が続く今、最強の対策はまとめ買いだ!
食生活が偏りがちな人には野菜の定期便もオススメだ。 「佐賀県鹿島(かしま)市の『旬のお任せ野菜BOX』なら、8~10種類ものバラエティに富んだ新鮮な野菜が12回届きます。何が届くかは毎回のお楽しみなので、お野菜に合わせて料理を作るのも楽しいと評判です」 これまた定番ジャンルのフルーツはどうか? 「普段、自分ではなかなか買わない高級果物を返礼品に選ぶという人もけっこういます。私のオススメは静岡県袋井(ふくろい)市の『クラウンメロン』ですね。クラウンメロンは半世紀にわたって改良を重ねた門外不出の種で、『メロンの王様』と評される最高峰マスクメロンです。 1本の木に1玉だけを厳選して育て、太陽、水、土の栄養を集中させて温室で丁寧に栽培しているので、しっかりとした甘みがあり、香りが豊かでみずみずしい贅沢な味わいになっています」(福田氏) 飲料を普段から定期的に購入している人も多いだろう。 「近年人気が高い炭酸水なら『財寶(ざいゆう)温泉強炭酸水500ml×24本』の定期便があります。古くから水の名所として知られる鹿児島県垂水(たるみず)市の温泉水で作られた強炭酸水です。 そのまま飲んでも爽やかでおいしいですし、ハイボールやチューハイ、サワーなどの割り水として使うとお酒の味をより引き立たせてくれますよ」 最後は日用品! ティッシュやトイレットペーパーも定期便の定番だ。 「岩手県大槌町(おおつちちょう)の返礼品には三菱製紙の『ナクレ トイレットペーパー(シングル)96ロール』の定期便があります。日用品であり防災用品でもあるトイレットペーパーは、いくらあっても無駄にはなりません。バージンパルプ100%使用なので柔らかく、肌触りも良いので普段使いにぴったりです」(藤原氏) 福田氏からは、湯船に漬かる日が増えた冬場にピッタリな返礼品が挙がった。 「普段使いといえば、山形県酒田市の返礼品には『花王バブ アソート(3箱)』の定期便があります。夏は『エクストラクール』、秋は『至福の果実めぐり浴』など、季節に合わせた入浴剤の詰め合わせが年に4回届きます」 なお、来年10月にふるさと納税の制度が改正される。現在、ふるさと納税をする際はポータルサイトを利用するのが一般的で、申し込み時には各サイト独自のポイントが還元されるようになっている。 ところが来年10月からは独自ポイントの付与が禁止になるのだ。つまり来年のふるさと納税は、9月までに済ませないとポイント還元が受けられないことになる。 そのため、今月中に今年のふるさと納税を終えた後、年が明けたらすぐ来年分も済ませてしまうのがオススメだ。寄付額の値上げは頻繁に行なわれているため、9月まで待つより1月に申し込むほうが圧倒的にトクできる。 定期便は寄付額の単価が比較的高いが、2年分の寄付限度枠を合算すれば、食費や生活費の節約に十分なるはずだ! *データはいずれも12月10日時点 取材・文/伊藤将史 イラスト/渡辺貴博