フランス代表に朗報…鼻骨折のエンバペ、急遽手術回避と報道。EURO初戦後に緊急搬送「病院での検査は安心できるものだった」
EURO2024は17日にグループリーグ第1節が行われ、グループDではフランス代表とオーストリア代表が対戦。試合はフランスが1-0で勝利した。 【動画】エンバペ、OG誘発の瞬間!フランス代表の白星発進に貢献 優勝候補フランスは立ち上がりからタレント力で上回り速攻でチャンスを作る。試合が動いたのは38分、右サイドでボールを受けたキリアン・エンバペが縦に仕掛けて折り返すと、ダンソと被ってしまったウーバーのヘディングがそのままゴールへ。 オウンゴールという形でフランスが先制し、このゴールが決勝点に。最後までゴールを許さなかったフランスが、苦しみながらも白星スタートを切った。 この試合でフランスにアクシデントが発生。87分にはFKの競り合いの際に顔面をぶつけたエンバペが鼻から出血。治療を受けてピッチの外に出ていたものの、主審の許可を得ずにピッチに戻って座り込んだためにイエローカードを提示されるなどのドタバタ劇が起きていた。 明らかに鼻が曲がっている写真等が各メディアから伝えられていた中、指揮官であるディディエ・デシャン監督が試合後エンバペの状態について『TF1』へ言及。「そうだね。キリアン・エンバペはおそらく鼻を骨折している」と、重傷であることを明かしていた。 著名ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ記者はエンバペが鼻を骨折していた場合「EUROの残りの期間、プロテクターを着用することになる」としていたが、その後現地のフランスメディア等が「エンバペに手術が必要になった」と一斉報道。 「ダンソと空中戦で衝突したマドリーの新戦力は、確かに鼻を骨折した。試合後、我々の情報によると、レ・ブルーのスターは救急車で病院に運ばれ、手術を受ける予定だ」と『レキップ』が伝え、さらに『RMC Sport』は「手術が行われた場合、EURO前の復帰は複雑な状況になるかもしれない」と、復帰の可能性についても指摘していた。 その後、エンバペについて新たなアップデートが。『RMC Sport』が「レ・ブルーは安堵のため息をついている」と切り出し「エンバペの病院での検査は、安心できるものだった。レ・ブルーのキャプテンは鼻を骨折しているが、当面は手術を受けることはなく、金曜日のオランダ戦には間に合うだろう」と報じた。 手術が報じられたことについては「メディカルスタッフの最初の所見では、鼻の骨折が示唆され、手術の可能性もあった」と説明している。