末満健一×和田俊輔、TRUMPシリーズ『繭期幻想樂団』音楽活動始動 コンセプトは「たった1曲で完結するミュージカル」
劇作家・末満健一がライフワークに掲げ、2009年より展開するオリジナル作品「TRUMPシリーズ」。その末満が、これまで数々の過去シリーズ作品で音楽を担当している和田俊輔とタッグを組み、『繭期幻想樂団』と称して音楽活動をしていくこととなった。 【全ての画像】『デリコズ・ナーサリー -Innocent Waltz-』書影ほか コンセプトは “たった1曲で完結するミュージカル”。TRUMPシリーズ独自の世界観と、公演から派生した物語を歌に乗せて届ける。記念すべき第1弾&第2弾は、シリーズの劇中歌を担当し、自身も過去シリーズ作に出演している新良エツ子を招き、完全新作「地平線のディエゴ」「銀の目と夜のように」の2曲をワタナベエンターテインメント公式YouTubeチャンネルで公開。動画のサムネイルイラストは、『刀剣乱舞ONLINE』公式絵師・問七が担当する。 また、8月より放送されているTRUMPシリーズ完全新作TVアニメ『デリコズ・ナーサリー』のスピンオフ小説として、原作者・末満率いるライティングチーム・永遠書簡による短篇小説集『デリコズ・ナーサリー -Innocent Waltz-』が11月18日に発売。タイトル入りの書影デザインが公開された。 さらに、発売が発表されていた末満初の⻑篇小説『テオと野良猫の楽園(エデン)』の詳細も公開、発売日は2025年2月6日(木) に。1冊目に続き、アニメ『デリコズ・ナーサリー』のキャラクター原案を務める荒野がカバーイラストを担当する。 ■作詞・末満健一 コメント TRUMPシリーズが15周年を迎えて最終作に至るまでの道程が見えてきた時に、パンフレットなどで公開している年表に記載はされているものの、おそらくは作品として語られることはないであろう物語というものも見えてきました。 ですが、なんらかの形でこれらの物語を語る方法はないかと考えました。そこでひとつのアイデアが閃きました。 TRUMPシリーズにおいては、ストレートプレイにしろミュージカルにしろ朗読劇にしろ、音楽はとても重要な要素です。 それは舞台上に現出する“もうひとりの登場人物”といっても過言ではありません。その音楽そのものを主役にした表現を用いて、語られるはずのなかった物語を語ることはできないものかと思案し、今回「繭期幻想樂団」なる企画を立ち上げることになりました。 音楽は数々のTRUMPシリーズの楽曲を手掛けてくださった和田俊輔氏、作詞は小生こと末満健一が担当し、TRUMPシリーズの世界におけるクロニクルの断片を「たった一曲で語られるミュージカル」というコンセプトでお届けいたします。第一弾となるのは『COCOON 月の翳り』に登場したディエゴのその後の物語「地平線のディエゴ」と、『TRUMP』等に登場するグスタフの少年時代の物語「銀の目と夜のように」。 この二編は後日YouTubeにて公開予定ですが、12月に開催する『繭期極夜会』において生お披露目もいたします。 このままシリーズが続いて20周年を迎えた際には、「繭期幻想樂団」だけでのコンサートなども目論んでおります。 目論みが目論みのまま終わらないよう頑張ります。何卒、応援よろしくお願いいたします。 ■作曲・和田俊輔 コメント 公演終了後の食事会で、何の前触れもなく末満さんの口から飛び出たのが「繭期幻想楽団」でした。 このコメントには結成の経緯や意気込みなどを書く必要があるのだけど、ぼくも皆さんと同じようにその時はびっくりたまげて、今でもこの幻のようなユニットがどんな軌跡を描いていくのかさっぱり想像がつかない状況です(笑)。 とはいえご安心ください。 末満さんのそんな突飛な発想を15年以上なんとかカタチにしてきた自負はあります。 末満さん(とぼく)の新しく奏でる旋律に、その耳をほんの少し傾けていただければ幸いです。 TRUMPシリーズ『繭期幻想樂団』 末満健一 和田俊輔 Vol.1 「地平線のディエゴ」 作詞:末満健一 作曲:和田俊輔 歌唱:新良エツ子 サムネイルイラスト:問七 Vol.2 「銀の目と夜のように」 作詞:末満健一 作曲:和田俊輔 歌唱:新良エツ子 サムネイルイラスト:問七 <書籍情報> ■TRUMPシリーズ短篇小説集『デリコズ・ナーサリー -Innocent Waltz-』 発売中 装画:荒野 (C)末満健一/デリコズ・ナーサリー製作委員会 著者:永遠書簡 / 末満健一(総監督) 装画:荒野 価格:3,500円(税込) ■TRUMPシリーズ⻑篇小説『テオと野良猫の楽園』 2025年2月6日(木) 発売 装画:荒野 (C)末満健一/デリコズ・ナーサリー製作委員会 著者:末満健一 装画:荒野 価格:3,500円(税込) 版型:B6判