【日本ハム】清宮幸太郎が1軍再昇格へ! 高まる期待感、起用法は? チームに“相乗効果”は生まれるか
新庄剛志監督のもと、若手の急成長でここまでAクラスを維持している日本ハムに、あの男が帰ってくる。プロ7年目の清宮幸太郎だ。チームは6月9日のヤクルト戦に0‐1で破れ、3カード連続の負け越しとなった中、起爆剤として今度こそ活躍してほしい存在だ。 【動画】開幕戦で先制適時打と結果を残した日本ハム・田宮の打撃シーン 打線は万波中正と水谷瞬が交流戦で好調を維持。勢いがついたら止まらない若手中心の打線は魅力だが、そのラインアップに主軸として期待されている清宮の名前がないことに、物足りなさを感じていたファンも多かったはずだ。 清宮は今春のキャンプ直前の自主トレ中に左足首を捻挫してしまい、開幕1軍メンバーに入れなかったばかりか、1軍昇格後の4月19日以降も9試合で打率.083と結果を残せずにいた。 5月6日に1軍登録を抹消されてからは、ファームの試合に出て調整を続けてきたが、11日の中日戦(エスコンフィールド)から今季2度目の1軍昇格を果たすことになる。6月8日にジャイアンツ球場で行われたイースタンリーグでのジャイアンツ戦で右翼席へ4号ソロを放つなど、2軍では35試合に出場して打率.290、4本塁打、16打点の成績を挙げてきた。 25歳の清宮は本来は1軍で活躍しなければいけない選手だ。ヤクルトとの交流戦でも同級生・村上宗隆との“対決”で注目を浴びてほしい存在だった。ところが、村上が4番としてチームを引っ張っている一方で、ベンチにすら入ることができなかった。 背番号「21」が調子を取り戻さないでいる中、他の若手がぐんぐんと成長を遂げていき、チームはAクラスをキープしてきた。 だが、逆転優勝へ向けて、チームの勢いをさらに後押しする存在は欲しいところだ。だからこそ、清宮の爆発に寄せられる期待は大きい。 1軍に復帰した際にはどのポジションを守るのか。外野には万波と水谷、松本剛がおり、一塁にはアリエル・マルティネス、三塁には郡司裕也や奈良間大己がいる。それだけに、チーム内での競争が相乗効果を生む可能性がある。 今週は主催6連戦のため、DHでの起用も考えられる。いずれにせよ、これまでのうっぷんを晴らす活躍を期待したいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]