ランボルギーニが悲願のDTM年間王者に! ピット裏の緊迫した様子を現地からレポートします【みどり独乙通信】
イタリアブランド&ドライバーによるチャンピオンという快挙達成
手に汗握るチャンピオンを決める最後のレース。ランボルギーニのボルトロッティは2023年も同様に最後まで過酷なチャンピオン争いを繰り広げ、僅差で敗れています。そのため、2024年はなんとしてでもその王者の座を手に入れたいという気迫がシーズン開幕前のテストから全身にあふれていました。 鬼気迫るボルトロッティの走りに観客席が沸き、見事念願のシリーズチャンピオンに輝きました。DTMの40周年の歴史の中で、ランボルギーニのチャンピオン獲得は初めてのこと、さらに1983年のBMW M3 E30を駆ったロベルト・ラヴァーリアと1993年にアルファ・ロメオ 155 V6 TIのニコラ・ラニーニに次いで史上3番目のイタリア人のDTMチャンピオンが誕生しました。 ボルトロッティが所属しているSSRパフォーマンスというチームは、私の住むミュンヘンにステキなファクトリーがあります。ショールームの部分に優勝マシンが飾られていますので、近々自転車に乗って観に行こうかな、と思っています。レース後にはチームの方から優勝Tシャツを1枚記念にいただきました。 この日はレース終了後、21時半からパドックで毎年恒例のシーズン閉幕のパーティが開催されるのですが、私はこの日のうちにミュンヘンの自宅へ急ぎ帰宅することに。しかし、アウトバーンの普段から混雑するエリアで事故が起きたようで、その手前から大大大渋滞でした。 後に新聞で読んだところ、幸いにも重傷者や死亡した方はいなかったようですが、通りかかったときに見た車両はかなり破損。渋滞中に故障して止まってしまったクルマも数台あったようで、それも原因で渋滞はさらに悪化していたようですが、なんとか日付が変わる前に自宅へ到着することができたのでした。
池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
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