超予約困難店「薪鳥新神戸」が待望の移転オープン。薪火を駆使して焼き上げる絶品焼き鳥とは(東京・赤坂見附)
〈New Open News〉
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薪鳥新神戸(東京・赤坂見附)
2023年11月、赤坂見附駅から徒歩1分ほどの場所に、薪火を駆使して焼き上げる焼き鳥で食通たちをうならせ「The Tabelog Award 2023 Gold」を受賞した麻布十番の名店「薪鳥新神戸」が移転オープンしました。「以前の店舗よりも、よりレベルを上げられる可能性のある場所で再挑戦したい」という思いから、この場所に移転を決めたそうです。
店主の疋田豊樹氏は、子供の頃から職人に憧れ、19歳の時に葉山の「日影茶屋」に入り修業を積み、日本料理「あいちや」や西麻布「分とく山」を経て、東銀座にあった焼き鳥の名店「たて森」に。「たて森」で焼き鳥と出会うと、その魅力のとりことなりました。「たて森」なき後の「ヨシモリ」で焼き場を任され、2021年「薪鳥新神戸」をオープンすると、あっという間に予約困難店へと成長させました。
新店舗があるのは、初めて行く人には絶対に見つけることのできない秘密感のある場所。以前より広くなった店内は、黒を基調とした落ち着きのある雰囲気。コの字形のカウンターに客席は12席あり、調理の様子がよく見え、ライブ感も楽しめます。薪火を眺めながら、薪の焼ける音や、香りなど、五感を刺激する焼き鳥を堪能することができます。
メニューは「おまかせコース」16,000円で、さまざまな産地のブランド鶏を使い分けた焼き鳥と、世界最高品質とも言われる「神戸高坂鶏 肝わさ」や、ジューシーな「鶏焼売」、奥深い味わいの「鶏出汁茶碗蒸し」など、手間暇かけた逸品が提供されます。
同店のシグネチャー的逸品は、薪火との相性を考え、選び抜いた秋田比内地鶏もも肉。フレッシュなままでは身が硬く、薪の香りものりにくいため、丸鶏のまま、0~1℃の専用冷蔵庫で10日~2週間ほど寝かせてから焼いています。炎の先であぶるようにしながら、じっくりと時間をかけて焼くことで、皮はパリッと、身はジューシーな理想の味に。焼きたてを口にすれば、薪ならではの薫香をしっかり感じられ、肉厚の皮と身の合間から肉汁がほとばしります。薪の煙をまとった地鶏は、独特のコクがあり、濃厚なうまみがたまりません。