新生チェルシーはパルマーだけじゃない! “4戦4発”のマドゥエケが放つ存在感 「現時点で我々にとって最高の選手」
代表でも結果を残した
今夏も若手積極補強を行い、移籍市場で大きな話題を呼んだチェルシー。マウリシオ・ポチェッティーノの後任としてエンツォ・マレスカが新監督に就任し、新生チェルシーは今シーズンの注目チームの1つだ。 昨シーズンはリーグ戦33試合で22ゴール11アシストを記録したコール・パルマーがチームを引っ張り、時には「パルマーFC」と同選手への依存を指摘されることもあった。今シーズンもパルマーはチェルシーの重要人物であることは間違いないが、頼れるアタッカーがもう1人台頭してきた。ノニ・マドゥエケ(22)だ。 今月イングランド代表デビューを飾り、フィンランド戦で早速アシストを記録した同選手は昨シーズンのパルマーのように大ブレイクの予感を漂わせている。ここまでチェルシーでは公式戦4試合に出場し、4ゴールをマーク。今シーズンはパルマーが中央でプレイする試合も多く、右サイドで出番を得たマドゥエケがその位置を確保しつつある。 ウイングのポジションで言うと、チェルシーにはパルマー、ミハイロ・ムドリク、ペドロ・ネト、ジェイドン・サンチョなど多くのスター選手がおり、ポジション争いは熾烈だ。そんななか、マレスカ監督はウイングには相手DFと1対1の状況を作るようにしているとクラブの公式サイトにて話しており、「現時点で我々にとって最高の選手はノニだ」とマドゥエケへの信頼感を言葉にしている。 若い選手が中心のチェルシーの魅力は爆発力であり、同選手がハットトリックを記録した第2節のウルブズ戦(6-2)のように勢いに乗せたら手に負えないチームになりつつある。そんな爆発力溢れる攻撃陣で、輝く22歳のアタッカーは今シーズンのチェルシーのキーマンの1人となりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部