「うおっ!これは耐えられない」フリマアプリで購入した商品の“悪臭”に辟易する人たち 外見や梱包は問題なくても「においまでは事前にチェックできない」
丁寧な梱包だったけど…包みを開けた瞬間に漂った
Oさん(東京都/20代男性)がフリマアプリで購入したのは、有名ブランドのジーパンだ。衣類はもっぱら古着で買うことが多いOさんは、気になっていた服が相場よりも安い価格で出品されていたため、購入を決断した。しかし、買った服からはタバコのにおいが……。非喫煙者のOさんは、「においがなくなるまでが大変だった」と、購入後の顛末を明かす。 「古着が好きで、もう売っていないものを買うのにフリマアプリは重宝しています。定期的にアプリ内を巡回して、掘り出し物がないか確認するなかで、ずっとほしかったレアなデニムを見つけ、これはラッキーだと思って購入しました。 取引は丁寧で、梱包も綺麗な状態で届き、いい買い物ができたと思いながらウキウキでデニムが入ったビニール袋を開けました。すると、その瞬間にタバコのにおいが漂ってきたんです」 タバコを吸わないOさんにとって、タバコ臭は厳しかった。とはいえ、せっかく手に入れたので、Oさんはどうにかにおいを消そうと奮闘した。 「一回の洗濯ではどうにもならず、洗っては日に干して……、それを5回ほど繰り返してやっとにおいが消えました。リアル店舗ならにおいも確認できるのでしょうけど、画面だけでは、においまではわからないという落とし穴を学びました」(Oさん)
スウェットから柔軟剤の香りが…「普段使わないので耐性がない」
Mさん(東京都/40代女性)が購入したのは子供用の服だ。Mさんの持論は、「子供は成長が早いし、服もすぐダメにするから、普段着はとにかく安く済ませる」というもの。フリマアプリも活用するが、家庭ごとの洗濯事情は異なることに言及する。 「先日、中学生の娘のためにスウェットのセットアップを買ったんです。定価で買ったら上下で数万円するものが、美品で3000円と激安。届いた商品は、大きな汚れもなくいい状態だったのですが、唯一柔軟剤が強く香る。うちは柔軟剤を使わないので、香りへの耐性がなくてびっくりしたのと、正直私にとってはいいにおいというよりは、むせ返るというか、気分が悪くなってしまって……。 娘にも聞いてみたのですが、やっぱり慣れていないからか、着るのを嫌がりました。一応2回洗ってみたのですが、まだ取れていません」 Mさんは、「においの感じ方は、人それぞれ」だと語る。 「特に柔軟剤や香水は、人によっては“いいにおい”と感じる人もいるでしょうし、今回私に売った人だって、悪意があるわけではないと思うんです。『メルカリで古着を買うとこういうこともあるんだな』といういい勉強になりました。それ以来、オンラインで古着を買うときは、柔軟剤を使っているかどうかを確認することにしています」(Mさん) 仮に未使用といえど、一度誰かの手にわたったものを購入することになるフリマアプリでは、その保管状態はさまざまだ。においが気になる人は、自分が気になる“におい要因”がないかどうか、可能な限り購入前に確認したほうがいいだろう。