羽生善治会長「将棋のダイナミックさ、スピーディーさ、迫力伝わる」オールスター東西対抗戦開始
「SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2024」が15日、東京・代々木の明治神宮会館で始まった。日本将棋連盟の棋士が東西に分かれ、ファン投票で選ばれた3人と予選から勝ち上がった3人の計6人ずつが1手30秒で戦う団体戦。今年で4回目となる。 東軍はファン投票で選ばれた佐藤天彦九段、永瀬拓矢九段、伊藤匠叡王と、予選を突破した三浦弘行九段、増田康宏八段、高橋佑二郎四段。西軍はファン投票選出の藤井聡太7冠、豊島将之九段、山崎隆之八段と、予選突破の藤本渚五段、宮嶋健太四段、上野裕寿四段。 今回は佐藤、伊藤、三浦、高橋と東軍は4人、西軍は予選突破の3人が初出場と、出場棋士の過半数を占める。東軍はタイトル獲得経験者が4人で、ベテランから若手までそろっている。西軍は若手主体に加え、今期の名人戦挑戦者の豊島、棋聖戦挑戦者の山崎と実力派もいる。 今回のカードは第1局から順に藤本対佐藤、永瀬対上野、豊島対高橋、三浦対宮嶋、藤井対伊藤、増田対山崎(上が先手)。 開会式であいさつした日本将棋連盟会長の羽生善治九段は、「今までとは違う対局になるのではないか。1手30秒の早指しで将棋のダイナミックさ、スピーディーさ、迫力が伝わると思います」と熱戦を期待ししていた。