年明けにも地質把握の掘削再開 リニア新幹線工事、山梨県側で
JR東海は17日、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事を巡り、山梨、静岡県境の山梨側の地質を把握することを目的とした「先進坑」と呼ばれるトンネルを掘る作業を来年1月以降に再開すると明らかにした。県境まで達した後、一時停止中の静岡側のボーリング調査を再開するとしている。工事による地質構造や水資源への影響を議論する静岡県の専門家会合で説明した。 「先進坑」はボーリング調査の次の段階として、リニアが走るトンネルの「本坑」と並行に掘るトンネルで、静岡県境まで478メートルの地点で停止している。