ブレないリーダーの心得。不純なエゴを手放す5つの戦略
2. 定期的に称賛する
自分の在任期間中に達成されたあらゆる成果をすべて自分の手柄にしていたリーダーを思い出す人もいるでしょう。 これは自己中心的なリーダーの典型的な特徴です。 このような行動は、真実を歪めるだけでなく、従業員のモチベーションを低下させます。エゴを抑えるには、従業員の貢献や成果を定期的に認め、称賛することが必要です。 研究によると、些細な表彰であっても、従業員や組織に大きな利益をもたらすことがわかっています。 特に、お祝いのカードや公の場での称賛、表彰状といった象徴的な賞は、内発的動機づけ、業績、定着率を大幅に向上させます。 プライベートな称賛よりも、公の場での称賛の方が効果的で、ほかのチームメンバーをも鼓舞することができます。 定期的に公に称賛を行なうことで、士気を高め、チームメンバーを動機づけ、組織全体の幸福度を向上させることができます。
3. 説明責任を果たす
研究者たちは、人々がアカウンタビリティ(説明責任)についてさまざまな見解を持っていることを発見しました。 一部の人は説明責任を脅威と捉えます。目標を達成する限り否定的な結果を避けられるため、その動機付けだとみなすのです。 一方で、説明責任を価値のある挑戦とみなし、成長と向上の機会と捉える人もいます。 この後者のタイプの説明責任を育むことができるリーダーは、組織全体に広がる成長マインドセットの恩恵を享受できるでしょう。 チーム内でポジティブな説明責任を築く方法の一つは、リーダーとして自分自身に責任を持つことです。 たとえば、ニュースレターや定期的な全体会議などの公の場で、自分のミスや誤り、目標未達を率直に認めましょう。失敗を反省と成長の機会として共有しましょう。 あなたが従業員に説くことと、あなたが実際に行なうことが一致しないと、従業員のモチベーションを損なう可能性があります。 リーダーが従業員にある行動を促しながら、自分自身が異なる行動をする場合、従業員はその期待の不一致を脅威と受け取り、モチベーションが急落します。 組織のあらゆるレベルで説明責任を促進することで、経営陣のエゴを抑え、従業員のモチベーションを高めることができます。