「名古屋おもてなし武将隊」の新メンバー決定 ── さっそく歴史を勉強中
3月末で卒業する5人のメンバーが卒業する名古屋の魅力を全国に発信する「名古屋おもてなし武将隊」。その卒業メンバーに代わる新メンバーが24日、同市内で発表された。選ばれた5人は、23日から武将隊事務局に出社し、歴史の勉強などを始めるなど活動を開始している。
新メンバーは武将隊事務局に出社、歴史を勉強中
「名古屋おもてなし武将隊」は、愛知が生んだ三英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を中心とした6人の武将と4人の陣笠隊で2009年に結成。観光PR を目的に誕生している全国の武将隊の先駆けとして、不動の人気を確立している。 大きなメンバー変更が行なわれるのは、2012年4月に続いて2回目。今回は、結成当初から活躍してきた前田利家をはじめ、豊臣秀吉、前田慶次の3武将と、亀吉、元気!の陣笠2人が卒業する。 これに代わり、豊臣秀吉の齋藤優樹さん、前田利家の水鳥皓太さん、前田慶次の傍島将大さん。そして陣笠隊として後藤章さんと黒川一将さんの合わせて5人が選ばれた。5人は23日から武将隊事務局に出社し、歴史の勉強などをスタートしているという。 まだ緊張感が漂う5人に、武将隊の一員として選ばれた感想や今後の抱負を聞いた。 念願の秀吉役に選ばれた齋藤優樹さんは、6歳から10歳までアメリカで過ごした経験を持つ。「合格の知らせに喜んだが、次第に責任の重さを感じ、ご飯が喉を通らない状態です(笑)。外国にも武将ファンは多いので、世界を視野に入れて活躍したい」と笑顔でコメントした。 劇団に所属していた水鳥さんは「より幅広い人と対する役者になりたい」と武将隊を志望し、「武将隊の一員として出会った人を幸せな気持ちにしたい」と語る。傍島さんは「前田慶次役に選ばれたのは人生の転機」と興奮冷めやらぬ様子で、「自分なりの慶次像で、名古屋を背負っていきたい」と抱負を述べた。 陣笠隊に選ばれた後藤さんと黒川さんは「まだ実感がない」と口にしながらも「自分の個性を生かした、陣笠ならではのキャラクターで目立ちたい!」と意欲を見せる。