スペース・マウンテン、7月に運営終了 40年前のオープン当時を知るスタッフ「正直寂しい」
日テレNEWS NNN
2023年4月15日に開園40周年を迎えた東京ディズニーリゾート。開園当時から今もなお人気を博しているアトラクション『スペース・マウンテン』が、いよいよ2024年7月31日にクローズします。オープン当初に『スペース・マウンテン』の運営を担当していたスタッフに、当時の知られざるエピソードなどを聞きました。 【画像】ディズニーランド『スペース・マウンテン』、2024年7月31日に終了 スペシャルイベント開催へ
■宇宙飛行士の経験がいかされたアトラクション
今から約40年前、1983年の東京ディズニーランド開園と同時にオープンしたアトラクション『スペース・マウンテン』は、宇宙空間を急上昇、急降下、急旋回する、スリリングなジェットコースタータイプの屋内型アトラクションです。 オリエンタルランドによると、新型ロケットに乗って宇宙旅行へ出発するというコンセプトは、1960年代にウォルト・ディズニーによって考案され、1975年にフロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジックキングダム・パークに初オープン。その後、日本を含む世界のディズニーテーマパークに導入されました。 この『スペース・マウンテン』の開発には、アメリカ初の宇宙飛行士の1人として知られる、アメリカ航空宇宙局(NASA)所属のゴードン・クーパーさんがコンサルタントとして参加したといいます。宇宙飛行士として得た知識や体験がアトラクションにいかされ、“宇宙を体感できる最高の機会を人々に提供したい”という思いがつながれているということです。
■オープン当初を知るスタッフ「正直寂しいです、というか複雑」
『スペース・マウンテン』のオープン当時、アトラクションの運営を担当していた畠山裕二さん(59)は「やはり正直寂しいです、というか複雑ですね。今まで自分が担当したアトラクションがどんどんなくなっていってるので」と思いを吐露しつつも「寂しい思いもありますけれども、まだまだこれからどんどん進化していくんだなということで楽しみが大きいです」と期待感を明かします。
■「スペース・マウンテン以外は全て変わっています」
今では『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター』や『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』など、人気のアトラクションが多くある『トゥモローランド』。畠山さんは「スペース・マウンテン以外は全て変わっています。オープン当初から」と語り「今『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』があるところに『ミート・ザ・ワールド』というアトラクションがあり、そこから『スペース・マウンテン』までは何もありませんでした」と振り返ります。 オープン当時は、屋内型のジェットコースタ―は珍しかったといい「当時から人気があってみなさん走ってきてしまうので、安全のために私たちが(ディズニーランドの入園口付近にある)ワールドバザールまでゲストの方をお迎えに行って、ゆっくりと歩きながらスペース・マウンテンまでエスコートするという感じでした。それだけたくさんの方がお待ちになっていたという状況でしたね」と人気ぶりを振り返りました。