新しい「黄バイ」はBMW Motorradの「首都高スペシャル」!! 新型パトロールバイク「F900XR」を初お披露目
ドイツ本国で製造された「首都高スペシャル」
首都高速道路株式会社、及び首都高パトロール株式会社は12 月上旬に運用開始予定の新パトロールバイクを初公開しました。 【画像】新型車両はBMW Motorrad「F900XR」がベース!! 首都高の新型「黄バイク」を画像で見る(16枚)
現在はホンダ「CB400 SUPER BOL D’OR」をベースにし拡声器やサイレンなどを装備したマシンで活動する黄バイク隊は、2007年に発足し、パトロールカーと共に首都高の安全を守る日本で一番長いトンネル「首都高山手トンネル」専門のバイク部隊です。
大橋基地、志村基地、大井基地の待機所の3箇所に拠点がある黄バイク隊は、2台1組で動き、3拠点で計6台(保有台数は9台)、山手トンネルで車両火災などの緊急事態発生時に備えて待機しています。 今回の車両入替は最初に導入した車両の走行距離が10万kmを迎えたことに起因するのもので、排ガス規制の問題により生産中止となったCB400 SUPER BOL D’ORに変わり、BMW Motorradのアドベンチャースポーツモデル「F900XR」をベースに選定。 排気量増加(ラジエーター、電動ファンの大型化)により、夏場に高温となる山手トンネル内でのオーバーヒート発生リスクの低下、発電量がましたことで電装品(無線、赤色回転灯等)の供給電力の負荷減少、悪路走破性向上などのメリットが見込まれています。
なお、車両はBMW Motorradベルリン工場の特殊車専用の組立ラインで製造されており、無線、赤色回転灯等、前部2個、後部1個のスピーカー、サブバッテリーの追加などに加え、専用のイエローカラーに外装、ブルーの反射素材によるグラフィックが施されています。 なお、首都高では順次車両を入れ替え、最終的には9台すべてがF900XRに変更される予定です。
バイクのニュース編集部