【ソフトバンク】貯金42の圧倒的王者が貯金2の挑戦者に11失点惨敗…球団譲渡後初のシリーズ敗退で4年ぶり日本一の夢散る
◆SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(3日・横浜) 今季パ・リーグ1位のソフトバンクが、対戦成績2勝3敗で迎えた日本シリーズ(S)第6戦で、セ・リーグ3位のDeNAに敗れた。ペナントレースで貯金42の王者が貯金2の挑戦者に敗れ、20年以来4年ぶり日本一への夢ははかなく散った。 この日の先発は、今季レギュラーシーズンで14勝を挙げ、最多勝に輝いた有原。7回無失点で勝利を呼び込んだ今S第1戦に続いての快投が期待された。 だが、2回に5番・筒香に先制の中越え本塁打を浴びると、2死二、三塁からは1番・桑原に左前2点打を許した。3回2死満塁からは8番・森敬に押し出し四球を献上。3回6安打3四死球4失点で降板した。 5回には、スチュワートが3番手として、公式戦では21年9月5日オリックス戦(ペイペイドーム)以来となる救援登板。だが、1死から2本の安打と四球で満塁のピンチを招くと、1番・桑原に押し出し四球を献上。続く2番・梶原には中前適時打を許し、無念のKOとなった。 後を受けた4番手の岩井は、2死満塁から4番・オースティンに押し出し死球。5番・筒香には左中間への走者一掃二塁打を浴びた。その後、6番・宮崎にも中前適時打を許した。スチュワートは1/3回3安打2四球5失点の大誤算となった。 打線は4回無死一塁から、3番・柳田が中越え2ランをマーク。しかし、それ以外は得点奪えず、9点ビハインドでの大敗となった。ソフトバンクの日本シリーズ敗退は、2005年の球団譲渡後8度目のシリーズ出場で初めて。前身のダイエー時代を含めると、王貞治監督と巨人・長嶋茂雄監督との「ON対決」が実現した2000年以来の敗北となった。
報知新聞社