コンパクトなのに “いかつい” 新SUVが登場! 改良で大胆イメチェン キア・スポーテージ実車公開
堂々としたデザインのコンパクトSUV
キアは、米国で開催されている「LAオートショー」において、改良新型「スポーテージ」の実車を公開した。 【写真】個性派デザインの主力コンパクトSUV、米で堂々デビュー「改良新型キア・スポーテージを写真で見る」 (11枚) スポーテージは韓国、米国、欧州などグローバルに販売されているコンパクトSUVで、現行型の第5世代は2021年にデビューした。今回の改良では、内外装デザインを大きく変更し、パワートレインも一部強化した。 エクステリアとしては、縦型のヘッドライトと長方形のフロントグリルを採用し、リアライトとリアバンパーも新しいデザインへと切り替えられた。全体的に、キアのEV専用モデルシリーズであるEV3、EV6、EV9に近い雰囲気となった。 インテリアでは、12.3インチの曲面インフォテインメント・タッチスクリーンに、キアの車載オペレーティングシステム(OS)である「ccNC」のアップデート版が搭載されている。新しい2本スポークのステアリングホイールと、フルワイドのLEDムードライトも特徴だ。 また、Bピラーとドアパネル周辺に遮音材を追加するなど、静粛性の向上も図った。 パワートレインは、これまで通り1.6Lターボガソリンエンジンを中心に、複数のバージョンが用意される。マイルドハイブリッドモデルでは、従来の7速DCTから8速ATに変更された。 ハイブリッド(ストロングハイブリッド)モデルには6速ATが引き続き採用されているが、電気モーターの出力が5ps向上し、よりスムーズな加速を実現したという。 回生ブレーキのレベルはステアリングホイールの後ろにあるパドルで調整可能だ。後部座席の子供の車酔いを最小限に抑えるため、パワーデリバリーをさらに滑らかにするドライブモード「インファント(幼児)」も用意されている。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部