金龍ラーメンの龍のしっぽ、切ったんカニやったん!?大阪・道頓堀で騒然…SNSでもトレンド入り
8月23日に切除された大阪・道頓堀のラーメン店「金龍ラーメン 道頓堀店」(大阪市中央区)のシンボル・龍のしっぽだが、9月17日午前、そのしっぽが道頓堀に再登場。SNSでは「金龍ラーメン」がトレンド入りするなど話題となっている。 【写真】うれし涙(?)を浮かべる龍 1992年頃に設置されて以来、近年は外国人観光客からも注目を集め、フォトスポットとしても人気を博していた「金龍ラーメン」の立体看板。しっぽ部分などが「隣接する土地にはみだしている」として撤去を求める大阪高裁の判決を受け、8月23日に切除に至った。 そんなしっぽが登場したのは、8月1日に「金龍ラーメン」近くに移転したカニ料理専門店「大阪かに源 道頓堀店」の立体カニ看板。同店の社長・武田 源さんによると、「今回のこのコラボは、弊社の立体看板と金龍ラーメンさんの立体看板を作ったポップ工芸の社長に『切った尻尾をカニのつめに挟むのはどう?』と提案していただいたことがきっかけ」とのこと。 そんな同店のシンボルであるカニのはさみ部分に龍のしっぽがはさまれ、まるで「龍のしっぽを切ったのは、カニだった!?」かのような雰囲気が醸し出されている。 また、カニ看板の横には「金龍さん、まあ、気張っていこや!」とエールの言葉も掲げられており、それを受けた「金龍ラーメン」の龍がうれし涙を浮かべるなど、義理人情に厚い大阪らしさに溢れている。 武田さんは、「僕は能登半島出身なのですが、年始の未曾有の地震を受けて、道頓堀で大々的に募金運動をしました。そのときに道頓堀商店街のみなさんに助けられ、金龍ラーメンさんにも助けられた。恩返しの気持ちもあり、このコラボを決心し、金龍ラーメンさんにしっぽをお借りすることをお願いしました。この看板をきっかけに道頓堀のよりよい発展、活性化になれば」と話す。 しっぽの復活は10月10日までの期間限定。場所は「大阪かに源 道頓堀店」。 取材・文・写真/野村真帆