ヴィンテージをモダンに再解釈したダイリク──特集:ロングかショートか。2024年秋冬のアウター選びはどっちだ?
スカジャンやトレンチコートなど、ビンテージから着想を得たアイテムを展開。旬な素材使いやロング丈シルエットなど、モダンな雰囲気が漂う。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
膝下まで伸びるロングコートが豊富
デザイナー自身のルーツであるユーズドアイテムやユースカルチャーをインスピレーションに、時代にマッチしたプロダクトを送り出すダイリク。今季は「Who're you?」と銘打ち、古着ストアで見かけるようなスカジャンやトレンチコートから着想を得たアイテムを展開。スカジャンはニット素材で、コートはマキシロング丈を用いるなど、旬な素材使いやシルエットでモダナイズしている。 ■“FRANK-N-FURUTER” N-3B 1950年代半ばに極寒地仕様のフライトジャケットとして登場した、アメリカ空軍のN-3Bジャケットをモチーフにしたロングコート。中綿入りのビッグシルエットで迫力十分、一着で装いが決まる主役となる逸品だ。ボリュームのある袖に裾広がりのAラインシルエットと、旬なパターンメイキングを駆使。フードのボアやファーが顔周りをしっかりと引き立ててくれる。 ■“ELVIS” SUPER LONG DUFFLE COAT 冬トラッドの定番アイテム、ダッフルコートもビッグ&ロングに刷新。オーセンティックなデザインを踏襲しつつも、トレンド感のあるシルエットで魅せてくれる。身幅も広く、例えばインナーに肉厚なアランニットなどを合わせて、トレンド感のあるアイビースタイルに仕上げることも可能だ。メルトンウールながら、軽量で着疲れしないのもポイント。 ■“CYANE” SUPER LONG P-COAT オリーブグリーンの肉厚ウールで仕立てたロングコート。ミリタリーっぽい色合いに加えて、両襟先と左袖口にはパッチを配して、武骨なディテールをプラス。「Love & Peace」という刺繍デザインが、洒落の効いたアクセントになっている。膝まですっぽり覆うロング丈で仕上げてあり、存在感たっぷりに魅了してくれる。 ■NEEDLE PUNCH REVERSIBLE SKA KNIT ビンテージのアラスカ柄のスーベニアジャケットをベースに、ピンクのニット素材で仕上げた一着。両胸にあしらったシロクマのモチーフは、刺繍ではなくニードルパンチで柔らかく表現しているという、繊細な仕上がり。カーディガンのようにラフに羽織れるデザインゆえ、春先まで長く活躍が見込めるのもうれしいポイントだ。 ■ダイリク info@dairiku-cinema.com
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)
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