万博無料招待に揺れる学校現場「トイレは?」「混雑状況は?」現役教員たちが夢洲へ…爆発事故現場を見て懸念も「安心して連れていきたい」
夢洲に着いてさっそく疑問「どこにトイレがあるかわからない」
会議から約2週間後。実際の下見さながら資料を用意するなど気合は十分です。いざ、夢洲へと向かいます。 夢洲に到着した一行、さっそく気になるポイントがありました。 (高校教諭)「どこにトイレがあるか分からないよね」 (中学教諭)「トイレどころか…」 (高校教諭)「会場に入らないとトイレが無いかもしれないですね、最悪」 (高校教諭)「入らないとトイレ無いは無理やな」 (中学教諭)「外にトイレほしいね」 また、集合場所となるであろうエントランス部分を見て…。 (高校教諭)「ここに入れるのはぎゅうぎゅうに詰めても3000人くらいやから、3校」 (高校教諭)「ここに学校の生徒が3000人ぎゅうぎゅうに入ったら一般の人はどうやって入るの?」 (高校教諭)「ほんまですね」
「不安要素を1つでも削りたい…事前に知りたいし勉強したい」
その後、大阪府咲洲庁舎の展望台から万博会場を眺めます。下からは見られなかった爆発事故が起きたエリアを望遠鏡で確認します。 (中学教諭)「きょうここに来てみて、爆発事故があそこであって、その近くの休憩所は心証として保護者の方は『そこで休憩するのは大丈夫なんですか』とか。『それやったらうちの子連れていきません』と言う方も出てきそうな懸念はありますね」 上からも下からも夢洲を視察したメンバー。万博が子どもたちの学びにつながると感じたからこそ、少しでも早く万博に関する情報がほしいと訴えます。 (中学教諭)「完成したら子どもたちも感動するだろうし、何も知らずに見ると中学生はわからないので、事前学習もしたい。連れていくのであれば教育的に意義あるものにしたいというのが私たちのスタンスなので」 (高校教諭)「安心して連れていきたいし、不安要素を1つでも削りたいというのが事実で。事前に私たちも知りたいし勉強したいなと」 万博で子どもたちに未来の姿を安心して見せるためにも、行政には学校現場の不安の声に1つ1つ向き合う姿勢が求められています。 (2024年6月19日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)