椎出厳島神社、祈願で舞奉納 和歌山、怖い鬼に子ども泣き叫ぶ
和歌山県九度山町の椎出厳島神社で16日、五穀豊穣や災難よけなどを祈願する「椎出鬼の舞」が奉納された。南北朝時代から続くとされる伝統神事で、赤い髪の鬼が子どもに近づいて威嚇すると、泣き叫ぶ子どもが続出した。 長い棒を持った鬼が、裃姿の十人衆を従え、境内に登場。本殿前で豪快に棒を振り回す舞を披露した。 見せ場は鬼が境内を走り回る「乱の舞」。母親らに抱かれた子どもに鬼が顔を近づけ「ウー」と声を出すと、子どもが泣き叫び、そのたびに歓声が湧いた。