【陸上】「3つの気持ちが分裂してしまった」パリ五輪2種目代表の田中希実が吐露した“葛藤”「自分の『限界』を知りたい」
「パリ五輪は日本選手権以上のハードスケジュールになる」
国内ナンバー1を決める舞台で、田中の視線は世界のトップランナーと競う場面を常に想定していた。「予選突破は固いような感触を得ることができた」と頼もしい言葉もあったが、レースプランや自身のコンディションとしっかり向き合いながら、パリへの意気込みを述べた。 「今回の日本選手権以上のハードスケジュールにパリオリンピックはなってくると思います。(五輪本大会は)まずは5000mがあるので、そこにまずは全力を注ぐことで、そこから先の折り返し点の1500m予選が、また勝負かなと思う。自分の『限界』っていうものを知りたい、その限界が分からないから知りたい走りが(今日は)できたので、そういった走りをパリオリンピックでもしていきたい」 日本の女子中長距離界をけん引するエースが見せた進化と意識の高さ。自分の限界を超えたとき、彼女はどんな攻めの走りを見せるのか。大いに期待したい。 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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