下田警察署

　静岡県下田市の７０代男性が、警察官などを名乗る男から電話で現金を要求され、１２００万円をだまし取られました。 　警察によりますと、１１月１３日の昼ごろ、下田市に住む７０代男性の自宅の固定電話に、総務省の職員や警察官を名乗る男から電話があり、「あなたの口座や携帯が犯罪に使われている」「無実を晴らすために捜査に協力してください」などと説明されました。 　その後、男らはＳＮＳで「口座を凍結する」「口座にあるお金が詐欺と関係があるか確認する」などと男性にメッセージを送り、お金を要求された男性は言われるがまま、１２月３日までの間、指示された複数の個人口座に現金合わせて１２００万円を振り込んだということです。 　他にも男らは偽物の逮捕状の画像を送ったり、「あなたには守秘義務があるので誰にも話してはいけない」と口止めをしたりしていたということです。 　１２月５日にお金を振り込もうとした男性を見て、不審に思った金融機関の職員が警察に通報したことで、被害に遭っていることが分かりました。 　警察は、「警察の捜査で個人口座へお金を振り込ませることは絶対にない」と呼びかけています。