水曜日のカンパネラ・詩羽、ライブは「目を見て愛を渡して」 ソロ活動も始まる今、音楽への想いを聞いた
水曜日のカンパネラの詩羽がお届けする、J-WAVEの番組『MASSIVE HISTORIA』(毎週土曜24:00-25:00)。週末の深夜に送る歴史バラエティである本番組は、「森羅万象」をテーマに、知っているようで知らなかった歴史や情報を楽しく学ぶことができる。 J-WAVE NEWSでは、ナビゲーターを務める詩羽にインタビューを実施し、『MASSIVE HISTORIA』についてのことはもちろん、出演が決まっている「J-WAVE INSPIRE TOKYO 2024 supported by TimeTree」への意気込み、今後の目標などたっぷりと話を聞いた。
ゲストが知らされないことも! 臨場感あふれるラジオ
──4月から、『MASSIVE HISTORIA』がスタートされました。ラジオのお話がきたとき、率直にどう思われましたか? もともと、ラジオをやりたいということは去年あたりから結構口に出していたことだったし、やるからにはJ-WAVEでやりたいなと思っていたんです。いつか番組が出来たらいいな~なんて考えていたところにお話が舞い込んできて。すごく嬉しかったですね。 ──J-WAVEでやりたかったということですが、その理由は? いろいろなラジオにゲストなどでお邪魔させていただいてはいたんですけど、J-WAVEっていい意味で真面目すぎないところがいいなって思っていて(笑)。きっと真面目すぎると私も番組をやりづらいと思うし、音楽やカルチャーをすごく大事にしている印象のあるJ-WAVEでやりたいなと以前から思っていました。 ──実際に『MASSIVE HISTORIA』も、かたくるしくない週末深夜の歴史バラエティですもんね。 不真面目な時間に不真面目なラジオをやらせてもらえているのがとても楽しいです(笑)。 ──4月からスタートされて、3ヶ月経過されましたが印象に残っているゲストやコーナーはありますか? ゲストに関しては、知らされずに来ることが多くて。キンタローさんやねづっちさんも、私は何も知らされてないのにゲストに来ていただいたんですよ(笑)。そういうことが多いので、毎回ちゃんと驚きますね。あとは友だちの崎山(蒼志)くんが実際に遊びに来てくれたり、いろんな方とお話しできるのは楽しいなって思います。 ──崎山さんの回では、5月に配信リリースした新曲『違和感の向こうで』の朗読に参加した話題を皮切りに、ご自身の声についてお話されていたことが印象的でした。声が詩羽さんの強みだと自覚したのは、どんなタイミングだったんですか? 自分の声が好きというのは全然なかったんですけど、水曜日のカンパネラを始めてから「声がいいね」と言われることがすごく増えて。自分の声って自分ではわからないものだと思うけど、人が聴いて褒めていただけるということは、ちゃんと特徴的でいい声なんだろうと、素直に皆さんの言葉を信じて受け取っていました。だから、朗読をしてみようって思ったんですよね。 ──なるほど。ラジオって声だけで届けるメディアだからこそ、そんな詩羽さんにピッタリですよね。とはいえ、ゲストがサプライズで登場するとはなかなかない気がしますけど(笑)。 本当に知らされずに来ますからね(笑)。でもゲストが来るときは大人の方たちがソワソワしているので、誰か来るんだろうなとわかるようにはなってきました! でも、ねづっちさんの回は本当に気づかなかったです。 ──ゲストの人選も絶妙ですよね。 そうですよね! だからこそ楽しいです。やっぱりお会いしたことのない人とラジオだからこそお話しできるというのはすごく楽しいです。 ──個人的には、実況アナウンサーの清野茂樹さんが登場したことがツボでした。ちなみに詩羽さんってプロレス好きだったり? 清野さんの回も何も知らないまま、急に入ってこられて掛け合いが始まったんですけど、これもラジオだからこそできる遊び方というか、面白さなのかなと思います。プロレスも観たことないし、なんの打ち合わせもなくあの回はやり遂げましたね(笑)。 ──すごいですね! 完全にフリースタイルなラジオ! 台本自体もゲストが来るパートの箇所は何も書いてない状態で。「ここはあとで説明します」みたいな感じで台本をいただきますからね。あとは、毎回歴史について触れますけど、詳しいことは私の台本には書いてない状態。歴 史男さんが読んでくれるものを初めて私も知るという状態でいつもラジオをやっています。私自身、喋れるほうではあるので毎回来たものにそのまますぐ答えるという、収録が多いですが生っぽいやり方でやっているなと思います。 ──ラジオを始めて知識も増えたのでは? そうですね。プロレスのことだったり、カップラーメンのことだったり、そういう雑学的な歴史の知識が増えていく感じです(笑)。でも毎回知らないことばかりなので、そこは面白いですね。 ──『MASSIVE HISTORIA』の手応えはどのように感じていますか? リリースイベントやライブで「ラジオをいつも聴いています」とか「ラジオからまた好きになりました」と言っていただけることも多いですし、SNSでもそういう反応をくださったりしていて。ちゃんと自分たちがやっていることが世に届いているんだなと実感しますし、今まで音楽だけでは伝わらなかった私の部分もより多くの人に届いているんじゃないかなと思います。 ──ラジオのときの詩羽さんは、より素の自分に近い? そうですね。かしこまらず、素の自分でやっています。 ──今後ラジオでやってみたいことやお呼びしたいゲストはいますか? 呼んでみたいゲストはたくさんいますね。ミュージシャンの友だちも呼びたいし、お笑いが好きなので芸人さんともお話してみたいなと思います。 ──それもきっとサプライズでやってくるのでしょうか? どうなるんだろう(笑)。でも、呼びたい人はスタッフさんにもお話しているので、いつどんなタイミングで来ていただけるのか、未知数です!