大谷翔平 20号HRでリーグ単独首位・・・初の兜、“6.98秒”、膝折れ弾など今季HRを振り返る
エンゼルスの大谷翔平選手が現地時間12日のレンジャーズ戦で、今季19号となるソロホームラン、さらに20号2ランホームランを放ちました。 【画像】第20号HRを放ち、両腕を広げてアピールする大谷翔平選手 これで22年ホームラン王のアーロン・ジャッジ選手をかわし、ア・リーグのホームランランキングで単独首位に立ちました。
■大谷翔平―今季のHRを振り返る
大谷選手の第1号は開幕から3試合目のアスレチックス戦。会心の当たりに外野手も打球を深く追わず。136メートルの特大弾で大谷選手のホームランが始まりました。 4月9日には逆方向に返す第3号2ランホームランを放ちました。これまでホームランセレブレーションはカウボーイハットを使っていましたが、大谷選手にとって初めて“兜”で祝福される日となりました。
4月23日には、テイラー・ウォード選手、マイク・トラウト選手が連続でホームランを放ったあと、大谷選手が第5号ソロホームランを決め、3者連続アーチを記録します。 4月30日に記録した第7号ソロは衝撃の一発でした。ブリュワーズのレイ投手が投じた初球を完璧にとらえると、『6.98秒』の滞空時間を記録しバックスクリーンへ。これにSNSでは「落ちてこないかと思った」など盛り上がりを見せました。 5月10日に記録した第8号2ラン、大谷選手は低めに投じられた4球目をとらえますが、その体勢は左膝が地面につきそうなほど崩れていました。それでも打球は楽々スタンドイン。侍ジャパンの壮行試合で見せた“膝つきホームラン”を彷彿とさせる一発を見せました。
5月31日には自身今季初の1試合2ホームランを記録します。3回の第2打席、初球150キロのストレートをはじき返すと、打球は左中間スタンドに運ばれる第14号2ランホームランに。さらに4回の第3打席、追い込まれてからの6球目を完璧にとらえると、大谷選手もホームランを確信したのかボールを見守る“確信歩き”を見せます。第15号2ランホームランは、ライトスタンド上段に飛び込む飛距離140メートルの超特大弾となりました