鹿児島県・与論高校 台湾の高校生とオンラインで交流、英語でディスカッション 設定されたテーマについて意見出し合う
【沖永良部】与論高校(大倉秀心校長、生徒数126人)で12日、同校の2年生24人と台湾の高校生28人によるオンライン交流授業が行われた。生徒らは設定されたテーマについて、英語を駆使してお互いの意見を出し合った。 鹿児島を支えるリーダーを育成する「教室から世界へ!かごしまグローバルクラスルーム事業」の一環。今年9月から計4回オンラインで授業を実施したほか、同校の生徒1人は9月28~10月5日の期間で県内の高校生らと台湾を訪問し、現地の中学生と交流した。 最終回となるこの日は、「無人島へ行くとしたら何を持っていくか」をテーマに、グループに分かれて英語でディスカッションした。 台湾の生徒は「発電機があるといい」「ナイフを持っていって狩りをする」と答え、与論高校の生徒は「ゴムボートを持っていく」「水が必要。人間にとって一番大事だから」などと話した。 授業に参加した与論高校の男子生徒は「最初はお互いに緊張していたが、次第に発表したり、話をしたりできるようになった」。同校の女子生徒は「9月に台湾に行き、とにかく伝えなければいけないという環境で過ごせたのは大きい。オンラインだと日本語でも緊張するので、とにかく気にせず、緊張せずに頑張って英語で伝えようと思った」と話した。