関学大、立命大下して2連勝 3TのNO・8小林典大「自分が取ってやろうという気持ちがあった」/関西Aリーグ
関西大学ラグビーAリーグ(関学大26ー22立命大、6日、花園第2)昨季3位の関学大が5位の立命館大の激しいディフェンスに苦しめられながら26-22で逆転勝ちし、開幕2連勝とした。 前半を7-17で折り返すと、後半は一進一退の攻防からスクラムで優位に立ち、反撃。同38分にFWがモールを押し込み、HO平生翔大主将(4年)のトライ(ゴール不成功)で19-22の3点差に迫ると、ロスタイムに入り、敵陣ゴール前で得た反則から「スクラムトライを狙った」(平生主将)と迷わずスクラムを選択。押し切れなかったが、すばやくサイドに持ち出したNO・8小林典大(3年)が同46分に中央に飛び込み、逆転勝ちした。 小林はこの日、3トライの大暴れでプレーヤー・オブ・ザマッチ(POM=試合のMVP)に選ばれた。だが、「(最後の場面は)自分が取ってやろうという気持ちがあったし、うれしかったのですが、FWが押してくれたから」と淡々。「(チームとして)相手のプレッシャーをまともに受けてしまい、取り切れないところがあった」とリーグ3連覇中の京産大、昨季2位の天理大とぶつかる今後の戦いを見すえた。 関西大学リーグは全チームが2試合を終え、京産大、天理大、関学大の昨季の上位3校が2連勝。近大、関大が1勝1敗で、立命館大、摂南大、昨季は創部初の7戦全敗で最下位に沈んだ名門同志社大が2連敗となっている。