結局「VR」や「メタバース」は「AI」に比べて盛り上がっているのか? 伸び悩むVR市場のいま
「数万円のヘッドセットをまず購入しないと魅力が分からない」のはかなりのハードル?
VRには、VRならではの魅力がありますが「数万円~のヘッドセットをまず購入し、ソフトも別に用意し、それらを体験しなくては魅力が分からない」のはかなりのハードルの高さがあるものと見られます。 たとえばVRが冷え込む反面で、AIが2023年以降、急速に普及した背景には斬新さだけでなく「利用のハードルの低さ」が挙げられるでしょう。
2023年にはChatGPTを誰でもLINE上で簡単に、なおかつ無料で使えるようにした「AIチャットくん」が登場しました。典型的な「利用のハードルが低いAI」です。より高度にAIを使いこなしたい方は、OpenAIのAPIを活用した高度な開発をするのも良いでしょう。 簡単かつ無料で使いたい方は、先に述べた「AIチャットくん」に代表されるサードパーティ製のサービスを使ったり、公式の無料プランでできる範疇で利用するといった利用の柔軟性が生まれています。また、CopilotのWindows搭載によって、今後はOSのデフォルト機能としてAIでできることも増えるでしょう。 一方でVRは数万円のヘッドセットを利用しないと魅力が伝わらないため、ハードルが高く、具体的な活用シーンや利点が、一般消費者にとってまだ明確ではありません。ゲームやエンターテインメント以外の分野での活用が限られていることも、普及を妨げる要因と言えます。今後、技術の進歩と共に新たな活用方法が見出され、より多くの人々にとって身近な存在となることが期待されます。
オトナライフ