福岡市地下鉄は、クレジットカードなどの「タッチ決済」による乗車サービスを4月1日から本格導入した

　2024年3月に話題になったクレジット／プリペイドカード関連のトピックスを紹介する。一部、4月発表の話題も取り上げる。 ●福岡市地下鉄は4月からタッチ決済乗車を本格導入 　西武鉄道は24年度後半に、「タッチ決済」による乗車サービス（タッチ決済乗車）の実証実験を、ターミナル駅と観光地周辺を中心に21駅で開始する。タッチ決済対応ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardについては、順次追加する予定。 　実証実験の開始にあたり、対象駅改札の一部の自動改札機にタッチ決済読取部を搭載すると同時に、コードの読取部も組み入れる。22年9月から提供している「デジタル企画乗車券」についても、対象駅では自動改札機を通過できるようする。   　一方、すでに全3路線・全36駅で実証実験を行っていた福岡市地下鉄は4月1日から、タッチ決済による乗車を本格導入する。タッチ決済乗車の1日最大料金を「地下鉄1日乗車券」と同額の640円とするサービスも提供しており、タッチ決済に対応するクレジットカードがあれば、福岡市地下鉄を乗り放題できる。本格導入にあわせ、障がい者割引・小児料金も開始した。   　また、セゾンカードは3月26日からユーザーの要望を受けて、スマートフォンアプリ「セゾンPortal」上で、カード番号や有効期限を確認できるようにした。プラスチックカードを発行しない「カードレス」や、カードに番号を記載しない「ナンバーレス」の場合はアプリでカード番号を確認できる仕組みとなっているが、今回、プラスチックカードがある場合でもセゾンPortal上で確認可能になった（カードによっては利用できない場合がある）。このほか、セゾンカードは、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードにおける「SAISON MILE CLUB」サービス年会費改定（7月更新・登録分から）、ネットサービス「超優待」サービス終了（6月30日）を発表している。   　なお、24年3月のトピックスで取り上げた、当初3月12日リリース予定だった「テラスモール湘南カード（JCB）」と電子マネーサービス「テラスモール湘南Pay」は、システムトラブルの影響によりサービス開始を延期している。開始日程は未定。   　また、3月中旬に開始予定だった「コカ・コーラ」の公式アプリ「Coke ON（コークオン）」の新機能「自販機チャージ」は、4月1日に提供を開始した。