杉本彩さん「命と思っているのか」フレンチブルドッグとパグを無資格で“麻酔なし”帝王切開 元販売業者代表「自分たちでやらなかったら、たくさんの母犬と子犬が死んでいた」犬虐待事件公判
そして、「今思えばもっと早くに会社を閉じなければいけなかったと思う」、「もう2度とブリーダーをやることは考えていない。周りの人や家族に迷惑をかけないよう、残りの人生を生きていたい」、「迷惑をかけてすみませんでした」と頭を下げました。
■帝王切開「自分の犬はやってもいい」と妻に話す
また、被告の妻が弁護側の証人として出廷しました。 検察官から「被告が帝王切開をやっていたことは知っていたか」と問われると、妻は「帝王切開をしていたことは知っていた」と答えた。 また、「被告が自分で帝王切開をしていたことについてどう思うか」と聞かれると、「初めに知ったときはびっくりした。被告に『やっていいの?』」と質問すると、被告は「他人の犬はやってはいけないけど、自分の犬はやってもいいんだよ」と答え、「あ、やっていいんだと思った」と妻は話した。
■杉本彩さん「命と思っているのか」
被告を刑事告発した「動物環境・福祉協会Eva」の杉本彩理事長はNBSの取材に次のようにコメントしました。 動物環境・福祉協会Eva 杉本彩理事長: 「裁判でネグレクト(放棄)は認めざるを得ないから認めているという印象です。 従業員数が足りないから掃除や世話が行き届かないのは当然。 それについては否定できない明らかな事実なのでネグレクトになってしまったと認めているに過ぎないのでしょう。ただ、結局、自分の責任や罪を誰かに押し付けているだけで、 素直に罪を認め、反省しているとは思えません」 「自己所有の動物なら無免許で帝王切開してもよいなど、 そんな強引な解釈をよく出来たもんだと思います。この間違った解釈により、 自分の罪を大きく軽減しようという作為が見えます。そもそも犬を命と思っていたら、 こんな犠牲を強いたりしません」 次回公判は1月15日で被告への求刑が行われ結審する予定です。