俳優・中尾彬さん死去 トレードマークは“ねじねじ” 夫婦で終活に取り組んでいた
俳優の中尾彬さんが亡くなったことを22日、所属事務所が発表しました。81歳でした。映画やドラマだけでなく、バラエティー番組にも出演した中尾さんの活躍を振り返ります。 【画像】中尾彬さん、心不全で死去 81歳 “ねじねじ”スタイルで親しまれる 所属事務所の公式サイトによると、中尾さんは1942年 8月11日生まれ、千葉県出身。1961年に武蔵野美術大学油絵科に入学し、同じ年に日活第5期ニューフェイスに合格しました。1963年、パリに留学して帰国後、劇団『民芸』に入団。翌年には、日活映画『月曜日のユカ』でデビューしました。 俳優として、強面(こわもて)のルックスをいかし、映画『極道の妻たち』シリーズや、北野武監督の『アウトレイジ ビヨンド』などに出演。また、『ゴジラ』シリーズやドラマ『GTO』の内山田役としても知られました。 さらに、絵画でも才能を発揮。1983年にフランスの絵画展『ル・サロン』でグランプリを受賞しました。
■“おしどり夫婦”として番組でも活躍 2人で終活にも着手
トレードマークとなったのは、首にストールなどを巻いた“ねじねじ”。歯に衣着せぬ発言でバラエティー番組でも活躍し、俳優・江守徹さんと言い合う姿でお茶の間に親しまれました。 また、妻の池波志乃さんとは“おしどり夫婦”としても知られた中尾さん。2014年には理想の夫婦に贈られる『いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2014』に輝き、2人そろって笑顔を見せていました。 2018年には著書『終活夫婦』を発表。イベントでは、夫婦そろって人生の最期に向けて準備をする活動、“終活”に取り組んでいることを明かしていました。