【日本S】ソフトバンク・王球団会長と小久保監督が訓示「素晴らしい戦いした」「勝たせられず申し訳ない」
DeNAに敗れ、4年ぶりの日本一を逃したソフトバンク。チームは宿舎に戻り、王貞治球団会長(84)と小久保裕紀監督(53)がそれぞれ選手へ言葉を述べた。 王会長は「絶対勝つつもりで臨んだシリーズだったが、こういう結果になって大変残念だった。しかし、一年間の戦いを否定される訳ではなく、素晴らしい戦いをしてきたと思う。シリーズは勝てなかったが変に責任を感じずに、胸を張って来シーズンに向かって頑張ってほしい」と選手をねぎらった。 さらに「技術的なレベルアップと取り組む姿勢、そして思い切った決断というのが大事になってくる。オフシーズンはこれらのさまざまな要素がある中で、一年を振り返って来シーズンに向かってじっくり考えてほしい。自分で方法をみつけて、絶対にこの世界で生き残るという強い思いをもって頑張っていこう」とプロとしての心構えを熱く語った。 小久保監督は「最高の形で終わることができなかったが、日本シリーズの負けの責任は私にあります。選手たちは最後まで精いっぱいやってくれたと思っている」と語った。 指揮官は来季のチーム作りについても言及。「良いところは引き継ぎながら、改善するところは改善する。来シーズン、当たり前のことを当たり前にできるチーム作りを目指していく。オフに入る選手はゆっくり休んでもらって、来年への課題がある選手は課題向けて取り組んで、また新たなスタートを切りましょう。今回のシリーズの責任は私にあります。勝たせられなくて申し訳ない」と話を締めた。 頂きには届かなかったホークス。来季こそ日本一の栄冠をつかみたい。
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