まちや自然、大洲の「軌跡」30点活写 写真家・河野さん個展(愛媛)
「街づくり写真家」として撮影を続ける河野達郎さん(70)=大洲市平野町野田=の個展が、同市大洲の「おおず赤煉瓦(れんが)館」で開かれている。まちや自然、人々の表情など大洲の「軌跡」を写した約30点が並ぶ。10日まで。 2022年から新春に開き、4回目。今回は半分がモノクロで、中でも肱川を舞台にした鵜(う)飼いでベテラン鵜匠が見せる真剣な表情を捉えた1枚は大判シートにプリント。河野さんは「直立不動の立ち姿が美しく、本当に絵になる鵜匠だった。動く屋形船から撮影し、ここまで撮れるのに8年かかった」と述懐した。
愛媛新聞社