「J2レベルへ」FC今治初練習 絶対的エースも残留 J3得点王2人に J1昇格見据えスタート【愛媛】
いざJ2のフィールドへ。愛媛のプロチーム・FC今治が6日に新たな体制で今年の初練習に取り組みました。J2の1年目から目指すのはJ1昇格。チームの絶対的エースの残留も決まり、J3の得点王が2人という超攻撃的な勝利の積み上げを図ります。 FC今治は去年J3で自動昇格圏の2位に。元日本代表監督の岡田武史さんがクラブを経営して10年後、J2の昇格を決めました。本拠地の練習場「夢スタ」では今シーズンの飛躍に向け、初めての練習に選手たちが取り組みました。スタジアムではサポーターたちを前に昨シーズンの主将・三門雄大選手が気を引き締めました。 三門雄大選手: 「チーム一丸となってひたむきに、必死にトレーニングから励んでいきたいと思います。きょうからまたよろしくお願いします」 初練習は新しい加わったメンバーを含め25人の選手が、ランニングなどフィジカルトレーニングやパス回しで汗を流しました。 選手たちの動きをチェックするのは新しい指揮官。昨シーズンにJ2の長崎でヘッドコーチを務めていた倉石圭二監督(42)です。Jリーグの監督を務めるのは初めてです。 倉石圭二監督: 「FC今治というクラブは色んな人が築き上げてきた基盤がある。目標はJ1なんですけどしっかり足元を見て、今やれるJ2のレベル・経験値・実績はまだまだなので、そこは積み上げていきたい」 この初練習の日に発表されたのが、昨シーズンJ3のMVPで、得点王にも輝いた絶対的エース・マルクス ヴィニシウス選手の契約の更新。さらに今シーズンは、J3の「もう一人の得点王」も加わっています。J3岐阜から移籍した藤岡浩介選手です。2人の得点王が今治で肩を並べることになり、ゴール量産に期待がかかります。 藤岡浩介選手: 「しっかりヴィニシウス選手と、まだ会ってないですけど、コミュニケーション取って、得点取って、チームを引っ張っていけたら」 飛躍の鍵を握る新しい選手は6日時点で8人。昨シーズンにJ3沼津の主力で攻撃的MFの持井響太選手らの高い攻撃力が加わり、勝利の積み上げを目指します。 またチームの残留組は約3分の2にあたる21人。昨シーズンのJ2昇格争いで2ゴールを挙げ昇格に貢献した梅木怜選手、在籍6年目で今治出身の近藤高虎選手ら主力がJ2でのさらなる飛躍を誓います。 近藤高虎選手: 「J2になると通用できない部分もあると思う。そこは個人としては練習からしっかり高めていきながら、その壁を楽しみながらやっていきたい」 倉石監督: 「しっかりと自分たちの立ち位置を見極めながら、今っていう所をピッチに出せる、そういうふるまいがおそらくJ1昇格につながると思う。そこを大事にしていければ」 岡田武史会長が今治に来て10年が経ち、J2昇格1年目からJ1のフィールドを見据える今治。ホームのアシックス里山スタジアムでは、大型ビジョンが2月に完成する予定。J2開幕に向けて、チームの準備と強化を図ります。 FC今治は1月18日(土)から2月2日(日)までの約2週間、高知県でキャンプを行う予定。 開幕戦はホームで2月16日(日)、昨シーズン10位のブラウブリッツ秋田と対戦します。 #愛媛県 #今治市 #スポーツ #サッカー #FC今治 #Jリーグ #J3 #J2 #初練習 #マルクスヴィニシウス #里山スタジアム
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