米前大統領トランプ、「暗号資産大統領になる」資金集めで売り込み。具体的な施策は示さず
トランプが「クリプトプレジデントになる」と発言
米大統領選で再選を目指す共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は6月6日にサンフランシスコで開いた資金集めのイベントで、自分を熱心な暗号資産(仮想通貨)推進派だと売り込み、暗号資産を規制しようとしていると民主党を批判した。イベントに参加した3人がロイターに明らかにした。 このイベントはハイテクベンチャーキャピタル(VC)投資家のデービッド・サックス(David Sacks)氏とチャマス・パリハピティヤ(Chamath Palihapitiya)氏が主催し、高級住宅地パシフィックハイツにあるサックス氏の自宅で開かれた。トランプ氏はこのイベントで1200万ドル(約18.9億円)を集めた。 サンフランシスコに拠点を置くハイテク企業の経営幹部で、トランプ政権時に駐オーストリア大使を務めたトレバー・トライナ(Trevor Traina)氏によると、トランプ氏はイベントで「クリプトプレジデント:暗号資産大統領になる」と断言した。 また共和党全国委員会のハーミート・ディロン(Harmeet Dhillon)委員によると、トランプ氏は暗号資産の重要性を強調し、自分はこの業界の熱心な支持者だと訴えた。ただ具体的な暗号資産政策は示さなかったという。 サンフランシスコはリベラル派が優勢な地域だが、地元のVC投資家や暗号資産投資家の間でトランプ氏支持の動きが広まっており、理由として規制の行き過ぎを挙げている。 ※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。 「仮想通貨大統領になる」、トランプ氏が資金集めで売り込み (Alexandra Ulmer)
幻冬舎 あたらしい経済編集部