マスク氏、親トランプ派スーパーPACへ7500万ドル献金 7─9月
Alexandra Ulmer Rachael Levy [16日 ロイター] - 米富豪イーロン・マスク氏が7─9月の3カ月間で、大統領選の共和党候補であるトランプ前大統領寄りの特別政治活動委員会(スーパーPAC)「アメリカPAC」に約7500万ドルを献金していたことが、15日に開示された連邦選挙委員会(FEC)提出書類で明らかになった。 アメリカPACは激戦州の有権者獲得に重点を置いており、3カ月間に約7200万ドルを支出。これは同じような他のどの親トランプ派スーパーPACよりも多い。 トランプ陣営は有権者への戸別訪問を外部団体に広く依存しているため、マスク氏が設立したアメリカPACは接戦となっている大統領選で非常に大きな役割を果たしていることになる。 電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)を務めるマスク氏はこの期間、アメリカPACへの唯一の献金者だった。 マスク氏は7月にトランプ氏への支持を表明し、激戦州ペンシルベニアで今月開かれたトランプ氏の集会に登場した。 マスク氏は16日のXへの投稿で、ペンシルベニア州で「あすの夜から月曜日まで一連の講演を行う」と述べ、アメリカPACのウェブサイトで署名すれば参加できると呼びかけた。 ロイターは先週、関係者の話として、マスク氏がペンシルベニア州でトランプ氏を応援する活動を計画していると報じていた。 アメリカPACはマスク氏の献金に関するコメントを控えた。マスク氏からはコメントを得られていない。