“警報級の大雪”に備えよう 慣れない雪道には「ペンギン歩き」で安全確保 小さな歩幅で“靴の裏全体”を路面につけてがコツ
気象庁によりますと、日本付近の上空に強い寒気が流れ込み冬型の気圧配置が強まる影響で、あさって(10日)にかけて北日本から西日本の広い範囲で“警報級の大雪”になる可能性があるということです。 【図で見る】地面に対し垂直に、「ペンギン歩き」で安全確保 大雪になると、交通機関や物流に影響がでるおそれもあります。大雪に備えて何ができるのでしょうか。 ■大雪で交通への影響、停電も…降りだす前に備えを 雪が降ると、ノーマルタイヤでの運転は非常に危険です。外出しなければならない場合は、冬用のタイヤを準備するようにしてください。 交通への影響も考えられますので、こまめに交通情報を確認したほうが良さそうです。 湿った重たい雪の影響で、倒木や電線に着雪して停電が発生するおそれもあります。スマートフォンなどの充電をしっかりしておきましょう。 そして、雪が降りだす前に雪かきアイテムを揃えるようにしてください。 ■温暖差で結露 スマホやゲーム機のデータ消失の危険 スマホの結露にも注意です。 寒い屋外から暖かい屋内に入ったときに急激な温暖差が生じ結露が発生すると、▼充電ができない、▼データが消失するなどのおそれがあります。スマホだけではなく、ゲーム機にも起こる可能性があるということです。 対策としては、▼外気に触れさせない、▼手などでゆっくり暖めるなどして、急激な温暖差が生じないようにしてください。結露が発生してしまった場合は、電源をオフにして自然乾燥すると良いそうです。 まだ、気温が5度以下になるとバッテリーを消耗しやすいといわれていますので、充電器などがあると安心です。 ■転倒に注意!歩くときは「ペンギン歩き」で 慣れない雪道を歩く際は、転倒に注意してください。 安全に歩くには、小さな歩幅でそろそろと歩く「ペンギン歩き」がおすすめです。ひざから下を地面に対し垂直にし、靴の裏全体を路面につけるように歩いてください。 雪が少なくても、転倒しやすい場所があります。 ●横断歩道の白線の上 →乾いているように見えても、氷の膜があることがある ●車の出入りがある歩道(例:ガソリンスタンドの前など) →タイヤで路上の氷が磨かれ、滑りやすい可能性が高い また、車のフロントガラスが凍結することもありますが、そこに熱湯をかけると、温度差でガラスが割れてしまうおそれがあるということです。▼事前にカバーをかける、▼解氷剤を使用する、などの対策をお願いします。