九州7県で100人負傷 台風10号通過、3遺体関連調査
台風10号が通過した九州の福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の7県では30日までに、風で倒れた柵に頭を打つなどして計100人がけがをした。福岡、佐賀、鹿児島各県の川や海などで計3人が遺体で見つかっており、各地の自治体が関連を調べている。 大分県由布市の大分自動車道由布岳パーキングエリア(PA)付近で大規模な土砂崩れが確認された。巻き込まれた車はなく、けが人はいなかったが、片側2車線の上下線とも土砂に覆われ、復旧の見通しは立っていない。一方、西九州新幹線は午後に長崎―武雄温泉間の運転を臨時ダイヤで再開した。台風が遠ざかった地域では、住民らが浸水した自宅の掃除に追われた。