希望しかない! 海外でプレーする10代の日本人選手(5)高卒→海外! セカンドチームで躍動する18歳
現在は日本代表の大半を欧州組が占めており、海外クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。
DF:吉永夢希(よしなが・ゆめき) 生年月日:2006年2月22日(18歳) 所属クラブ:ヘンク(ベルギー) 24/25リーグ成績:14試合2得点2アシスト(セカンドチーム/ベルギー2部) かつて日本代表FW伊東純也もプレーしたベルギーの名門ヘンクは、ケビン・デ・ブライネやティボー・クルトワ、レアンドロ・トロサールら多くの優秀な選手を輩出したことで知られる。 2024年夏にレスターへ移籍したビラル・エル・カヌースもプレミアリーグで異彩を放っており、改めて優秀なアカデミーを保有していることを証明した。 そんな育成に定評があるクラブで、トップチームの出番を窺っているのが18歳の吉永夢希だ。左サイドバックを本職とする同選手は、名門・神村学園を卒業した昨年3月に4年半契約を結び、現在はセカンドチームでレギュラーとしてプレーしている。 同世代にはユールゴーデンでプレーする小杉啓太がいるため、年代別日本代表では攻撃性能を買われて2列目でプレーしている。実際に得点に絡む機会も多く、24/25シーズンは前半戦終了時点で2得点2アシストを記録している。 課題の守備を踏まえると今すぐトップチームで活躍するのは難しいかもしれないが、ヘンクには本職左SBがヨリス・カイェンベしかおらず、彼が出ずっぱりの状況が続いている。冬の移籍市場で左SBの補強に動く可能性も十分にあるため一概には言えないが、怪我などの万が一の場合があれば、試合に向けてのメンバー入りを果たしても不思議ではない。
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