ポルシェの超レアな限定車「911ダカール」がついに生産終了!最後の1台は斬新なカラーリングで驚愕
最後の911ダカールは3トーン塗装でカスタマイズ
ポルシェは2024年11月13日、世界限定2500台の「911ダカール」のラスト1台を、ポルシェの「ゾンダーヴンシュ」プログラムによって徹底的にカスタマイズし、ドイツ・ツッフェンハウゼン工場でイタリア人の顧客に引き渡したと発表しました。この特別な911ダカールを紹介します。 【画像】「えっ!…」これがポルシェの特別モデル「911ダカール・ゾンダーヴンシュ」です(47枚)
ポルシェは2022年11月、カントリーロードだけではなくオフロード走行も可能なスポーツカー「911ダカール」を発表しました。 このクルマの標準地上高は、スポーツサスペンションを装着した「911カレラ」よりも約50mm高くなっています。オフロードに特化したディテールとして、フロントとリアにレッドの鍛造アルミ製リカバリーアイレット、幅広のホイールアーチとシルなどがあります。最高出力480馬力(353kW)、最高トルク570Nm の最大トルクを発生する3 リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンは、独特のエモーショナルなボクサーサウンドとともに印象的なパフォーマンスを発揮します。 この限定モデルの特別な一台が、ドイツ・シュトゥットガルトにあるポルシェ・ミュージアムで公開されました。それ以前に、ポルシェのワンオフカスタムカーを製作するプログラム「ゾンダーヴンシュ」にてカスタマイズされた911ダカールには、3トーン塗装が施されています。この塗装のカラーは、シグナルイエローとゲンチアンブルーメタリックで構成され、大きな2色のエリアの間にブルーのラインが描かれた独特なデザインとなっています。 イタリアの地中海に浮かぶ島にちなんで「ランペドゥサブルー」と名付けられたこの色合いは、この車の新しいオーナーとのコラボレーションによって制作されました。 さらに、このワンオフカーのアルミホイールのスポークもシグナルイエローでペイントされ、リムのエッジ部分にはランペドゥサブルーが施されています。このカラーリングは、顧客とポルシェのデザイナーが密接に協力し、手作業で仕上げられました。 また、LEDマトリックスヘッドライトにはランペドゥサブルーのアクセントリングが施され、フロント、リア、サイドシルのステンレス製プロテクションエレメントはブラックで統一されています。 インテリアでは、ダッシュボードやセンターコンソール、ドアパネルのステッチやトリムストリップに対照的なブラックを基調としつつ、イエローが多用されています。スポーツシートプラスのヘッドレストには「911 Dakar」の文字がスピードイエローの糸で刺繍され、8速PDKのギアセレクターにはスピードイエローのレザーインサートが施されています。 この992.1型911ダカールは、広範囲にわたるカスタマイズを経て、ゾンダーヴンシュ工場で最終的に仕上げられています。 ちなみにポルシェ・ミュージアムでは、この特別モデルを「最後に」一目見ることができます。この特別なモデルは、他の有名な限定モデルとともに展示されています。
VAGUE編集部
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