なでしこジャパン・長谷川唯が帰国「大事な遠征にはなった…それでもやっぱり内容には物足りなさも」
パリ五輪に出場する女子日本代表「なでしこジャパン」は5日、ニュージーランドとの2試合を戦ったスペイン遠征から羽田空港着の航空機で帰国した。 今合宿では新たに4―4―2布陣をテスト。到着後に取材に応じた司令塔のMF長谷川唯（27＝マンチェスターC）は「チームとして守備の形のところで新たなチャレンジをして、エラーも出てた中で試合中での修正も含めてできたので、大事な遠征にはなった」とした一方で、本番へ向け「それでもやっぱり内容には物足りなさも残っていて、自分自身もコンディションのところも含めてもっと上げていかないといけない」と強調した。 8強で終わった昨年のW杯以降は4―3―3を基本布陣に戦ってきたが、最近は3―4―3も取り入れ、今合宿では新たに4―4―2もテストした。 長谷川は「W杯で負けた時も、守備の形がはまらない中で、自分自身も中で変えようとは努力したんですけど、元々やってない形を自分が発信してしまったこともあって、なかなかうまくいかなかった。そういう意味では今、4―3―3でも3―4―3でも4―4―2でも、プレスの行き方がある程度みんなが分かってるっていうのは、大会前にできて良かったなと思います」と充実した表情で振り返った。
